不眠症とは、1か月以上にわたり夜間の睡眠の問題が続き、著しい苦痛を伴ったり、集中力・記憶力・思考力などが低下したり、仕事や家事でミスが増加したりするなど、日中の眠気や居眠りによって日常生活に支障をきたす病気です。
症状の種類には、寝付きが悪い「入眠障害」、何度も目が覚める「中途覚醒」、朝早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」、眠りが浅い「熟眠障害」の4パターンがあります。
要因としては、
・アトピー性皮膚炎などのかゆみや神経因性膀胱などの「身体的な要因」
・勤務形態、騒音、加齢などの「生理学的要因」
・不安や緊張、ストレスなどの「心理学的要因」
・うつや統合失調症、パニック障害などの「精神医学的要因」
・カフェイン・アルコール・ステロイドなどの「薬理的要因」
があります。
原因がわかっている場合は、原因を取り除くようにします。
ただ、原因が取り除けない場合やそもそも原因がわからない場合は、睡眠導入剤などの薬を使っての治療や認知行動療法で正しい睡眠習慣に変えていく方法が、現代医学(西洋医学)では一般的です。