経穴名:脾兪
所属経絡:足の太陽膀胱経
名前の由来:脾の内でつながり、脾の経気がめぐる所で、脾の疾患を治す要穴であることからこの名がつけられた。
交会穴:
要穴:脾の背兪穴
取穴:背部、第11胸椎棘突起下の外方1.5寸
主治:胃炎、潰瘍、胃下垂、神経性嘔吐、消化不良、肝炎、腸炎、浮腫、貧血など
効能:健脾利湿、昇清止泄、益気統血、助運化、和営血
効能解説:脾兪は、脾の気が注入するところであり、内部で脾と連絡する。脾は運化・昇清・統血を主るため、脾の機能の失調によって起こったあらゆる症状を主治とする。
配穴:脾兪+膀胱兪
配穴解説:脾兪により健脾化湿し、膀胱兪により気化を促し小便を利することにより、一健一利で水湿は去り、脾胃は健やかになる。(主治:脾虚による消化不良や水湿内停)
参考文献:
・針灸学
・針灸要穴辞典
・針灸二穴の効能
・まんが経穴入門
研修生による経穴まとめ【0:はじめに】
https://www.dokutoruyo.com/column/cate6/20200626-3150/
吉祥寺 中医学
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院