東京都杉並区善福寺在住 65歳 男性
問診をすると
・腰から下肢にかけての冷えの症状が強い
・普段から元気がない
・疲れやすい
・暖かい場所を好む
・すぐウトウトしてしまい、横になりたがる
・もともと体力がない
・腰や足がだるく力が入らない
・夜間尿があり、ひどい時には一晩で3~4回起きてしまう。特に冬場はその傾向にある
ということでした。
舌:淡白で胖大
脈:遅い
以上のことから、中医学的に考えて「腎陽虚」というタイプの冷えと判断し、「温陽補腎」という治療方針を立て、エネルギーを補うツボ・体を温めるツボを中心にツボを選んで治療を行っていきました。
睡眠を妨げている夜間尿の回数をなるべく早く改善できるように、お灸を多く使いました。
また、食生活の指導も行いました。
食事には、体を温める作用がある赤豆・山芋・ショウガなどを多く摂取することをおススメしました。
赤豆・山芋は、弱っている「腎」を補う働きもあります。
「腎」は排尿と関わりが深いため、「腎」が早く回復すれば、排尿の回数も減っていきます。
また、腰のだるさも改善されるようになります。
治療を始めて7~8回目くらいから夜間尿の回数が減少し、腰のだるさも抜けてきました。
さらに、15回目くらいの治療では夜間尿が1回になり、腰のだるさもなくなり、体全体に元気が出てきました。
この方は、トータルで30回治療を受けられました。
その結果、夜間尿がなくなり、疲労感も抜け、治療を受ける前よりも血色がよくなり、腰から下肢にかけての冷えも改善されました。
当初は、足裏を触ると冷たかったのですが、それもなくなりました。
舌の色も淡紅になり、胖大がなくなって引き締まりました。
今後は、食生活に気を付けていただくようアドバイスをいたしました。
冷え症チェック
https://www.dokutoruyo.com/column/cate3/20200117-2219/
冷え症の改善に有効的なツボ
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冷え症の漢方薬
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