東京都田無市在住Y.Sさん
Y.Sさんは、西洋医学の検査を受けてどこにも問題がなかったのですが、月経の量も少なく、体も冷えやすく、以前に2度、流産を経験されていました。その後、妊娠できなくなり、体も非常に疲れやすく、冷えると軟便にもなりやすかったそうです。
舌の色を見ると、淡紫で肥大していました。これは、中医学では「冷えて疲れやすい」状態を意味します。
脈診をしてみると、脈も遅く、脈に力がありませんでした。
問診・舌診・脈診などを総合的に分析した結果、Y.Sさんは「腎陽不足・陰血不足」であると考えられました。
これは、体を温める力と、体に血液を充分に行き渡らせる力が不足している状態を意味します。
ですから、軟便になったり、月経量が少なくなったりしていたのであります。
このようなタイプの方は、子宮内膜がうすい傾向にあります。
内膜がうすいと、精子が着床しづらくなってしまい、不妊症の要因になりやすいのです。
「お布団」に例えると、内膜がうすいということは「せんべい布団」状態になってしまっているということ。
そのために、精子をふんわりとキャッチすることができなくなってしまうのです。
そこで、当院ではY.Sさんに、体を温める治療と、血液の流れをスムーズにさせる治療を重点において行ないました。
Y.Sさんは治療を継続することによって、冷えの症状も減少し、月経量も増加いたしました。
その結果、婦人科で検査をしたところ、もとは0.5㎜しかなかった内膜が、1.2㎜になっていました。
そして、Y.Sさんは、3ヵ月後に妊娠をされ、無事に出産を終えることができました。
Y.Sさんは、治療の効果がスムーズに出た結果と言えますが、同じような症状の方でしたら、期間の差は出るものの、根気強い治療により妊娠に近づけると考えております。
基本的には、体質改善には、半年~2年くらいかかると思ってください。
個人差がありますが、一般的には1年前後かかることが多いです。
この点を理解した上で、鍼灸治療を受けるようにしてくださいませ。
当院の不妊症の治療に関しては下記を参考にしてください。
https://www.dokutoruyo.com/woman/
当院のコラムには不妊症に関係することも記載されております。下記を参考にしてみてください。
コラム『不妊症や月経に関するコラム一覧 2019年夏』
https://www.dokutoruyo.com/column/cate2/20191002-1561/
中医学(東洋医学)による体質無料相談も行っております。詳しくは下記を参考にしてみて下さい。
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