コラム

2019-03-11
【内科疾患】排尿障害1~現代医学編~

今回のテーマは排尿障害です。

排尿障害とは、排尿に何らかの障害がある状態を言います。

先ずはいつもの様に現代医学の視点から「排尿障害」をみてゆきましょう。

 

★★現代医学から診た排尿障害★★

最初に正常な『排尿』について考えてみましょう。

正常な『排尿』とは、尿意を催してすぐに太い尿線で放物線を描いて勢いよく放出され排尿に要する時間は短時間な状態をいいます。

ですから「排尿障害」とは、上記以外の状況の排尿のことをいいます。

排尿障害は大きく下記の2つのタイプがあります。

 

① 排尿や尿意が通常より多いタイプ

頻尿(尿意頻数)・夜間頻尿・多尿・尿意切迫(突然の強い尿意)・尿失禁・など

② 尿が出なくなってしまうタイプ

尿閉・乏尿・尿線の細小・尿線の中絶・二段排尿・など

 

次に、排尿障害をきたす疾患について紹介しますが、排尿障害をきたすは沢山ありますので、ここでは代表的な疾患のみを紹介いたします。

 

★現代医学からみた、排尿障害をきたす疾患★

◎先ず、尿が出ない・出づらい、などといったタイプの疾患から紹介しましょう。

「膀胱尿道外傷」「前立腺癌」「急性糸球体腎炎」「ネフローゼ症候群」

「膀胱結石」

 

◎次に、頻尿・尿意切迫、などといったタイプの疾患を紹介しましょう。

「膀胱炎」「慢性尿路感染症」「非細菌性前立腺炎」「住血吸虫症」

「尿道炎」「淋疾」「脊髄損傷」

 

◎最後に両方のタイプにも属す疾患を紹介します。

「良性前立腺肥大」「急性細菌性前立腺炎」「陰部ヘルペス」「尿道狭窄」

「急性腎不全」

 などがあります。

 

★診断★

排尿障害の診断は次のような検査を行います。

膀胱内圧測定・尿流測定・尿道造影・膀胱造影・神経学的検査など。

 

★治療★

治療は上記の検査などをして、原因疾患の治療をおこないます。

 

現代医学の視点で「排尿障害」をみると上記のような疾患があげられます。

しかし、ここで紹介した疾患は、あくまでも代表的な疾患であり、他にも「排尿障害」をきたす疾患は沢山あります。

これらの疾患についてさらに詳しくお知りになりたい方は、現代医学の専門のホームページをご覧下さいませ。

 

又、「排尿痛」も広義の排尿障害に含まれますので、簡単に紹介をしておきます。

排尿痛は排尿時に痛みがある状態を言い、このような痛みはかなりよくみられます。

通常は尿路のどこかに感染がある場合が多いです。

常に排尿痛がある場合や、尿道から液や分泌物が出ている場合は、医師に相談してください。

 

次に中医学からみた「排尿障害」を紹介します。

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