コラム

2019-03-11
【その他】診察シュミレーション 花粉症1

●診察シュミレーション ~花粉症編~ ●

慢性症状・難治病でお悩みの方、真の中医学(東洋医学)、真の診断と治療を理解していただけると思います。

 

◇はじめに◇

現代医学の発展はめざましいものがあります。

皆さんも病院で検査などを受ければ、その検査データーの精密さや検査機材の進歩にお気づきになると思います。

現代医学では患者さんの病気を調べる手段に様々な検査が用いられております。

例えば、血液検査・レントゲン・CT・超音波・・・など、その症状により様々な検査がございます。

このように医師は検査データーや画像をみて患者さんの状態を把握します。

それに対して鍼灸師は上記の様な検査は一切行いません。

皆さんは鍼灸師が検査機材などを使用しないで、どうして病態を把握することができるのか不思議に思うかもしれません。

しかし、中医学による施術を行っている治療者は、現代医学と同様に患者さんの病態を把握して、治療方針を考えてから治療にあたります。

ただ病んでいる部位や痛い箇所に針を打つだけではありません。

一般的な鍼灸院の言う「東洋医学」と、我々が言う「中医学」とは全くの別 物です。

中医学の治療というのは、先ず「弁証」を立てます。

「弁証」とは簡単に言ってしまえば、患者さんの体の中の、現代医学では出てこないエネルギーバランスの崩れ具合をみて、病気の原因や性質や進行状態などを見極めることです。

「弁証」が立てられたら、それに基づいて治療方針を決め、治療方針が決まったら、それを基に使用するツボを決めていきます。

つまり、治療の第一段階は「弁証」を立てることから始まります。

その「弁証」を立てる手段が『四診』と言われ、現代医学の検査と同様のものです。

『四診』とは「望診」「問診」「切診」「聞診」の総称です。

 

①「望診」とは、患者さんの顔色や舌の状態みて疾病の状況を判断するものです。

 (舌の形状や苔の具合で寒熱や活力量の過不足などを判断します。)

 

②「問診」とは『四診』の中でも重要な診察法で、患者さん本人や付き添いの方に病気のことは勿論の事、生活状況・家庭環境・性格・睡眠状況・など様々な質問をさせて頂き、そこから疾病の状況を判断するものです。

当院に来院された患者さんはお気づきだと思いますが、当院においても「問診」は重要視しており、初診時には「問診」のみに30分位 かける事も珍しくありません。

③「切診」には〈脈診〉と〈按診〉があります。

 

1)

〈脈診〉とは脈拍を診察することですが、現代医学の〈脈診〉と、我々の〈脈診〉とでは内容がやや違います。

我々の脈診は脈拍数や不整脈の他に、脈の強弱・浮き沈み・太い細い・脈の触れ方、などを観察します。

それにより、体の活力具合・体の寒熱などを見極めます。

 

 

2)

〈按診〉とは患者さんの皮膚・手足・胸腹部などを、撫でたり・押したり・触ったりして、しこり・圧痛・温度・湿り気などを観察します。

④「聞診」とは、患者さんの発する声や臭いから、患者さんの疾病の状況を判断します。

 

上記に挙げた4つの診断法は独立するものではなく、これら全ての方法により情報を収集し、総合的に患者さんの体の中でどのような歪みが生じているのかを振り分けます。

このようにして振り分けられたものが、先程紹介した「弁証」です。

 

では実際にどの様に『四診』が行われ、どの様に「弁証」を立てていくのかをシュミレートしてみたいと思います。

 

第一回の今回は「花粉症」の四診をシュミレートしてみたいと思います。

そこで、できるだけ理解しやすいように、東洋医学の基礎的な理論についてと花粉症についての詳しい説明が、こちら『病気別 ・わかる東洋医学診断』の「わかりやすい東洋医学理論」と「花粉症について」に記載されておりますので、そちらを先にお読みになられてから、この後をお読みになることをおすすめいたします。

 

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