中医学の本場、台湾に研修へ行ってきた話を引き続きしたいと思います。
今回は皆さんご存じ、タピオカのお話。
日本では、タピオカが流行っています。
当院のある吉祥寺にも、いたるところにタピオカのお店があります。
気付いたら、どんどん増えていました。
そんなタピオカの本場は台湾。
台湾でタピオカを飲んでみました。
我々が行ったのは、ちょうど宿泊したホテルの前にあった「珍煮丹」というお店。
氷の量や砂糖の量を選べました。
日本でも飲んだことはありましたが、味の違いはなさそうです。
タピオカの中医学的効能
中医学からみると、やはりタピオカにも効能があります。
ミルクティーなどの飲み物はおいておくとして、タピオカ自体の効能をみていきたいと思います。
平性の食材で、冷やしも温めもしません。
効能は、健脾・補気・補血です。
消化器を整え、エネルギーを生産する働きがあるようです。
注意したいのは、タピオカ自体は平性ですが、
冷たい飲み物に入っていますから、とうぜん飲みすぎれば冷えてしまうことも。
氷の調整ができるなら、せめて少な目で飲んだほうがよいでしょう。
参考文献
・現代の食卓に生かす「食物性味表」
先日、『ザ!世界仰天ニュース』を観ていて。
一般的に、タピオカの黒い色は、カラメルなどで色付けされていますが、
中には、イカスミ色素を使って色付けしていることもあるそうです。
甲殻類のアレルギーがある方の中には、イカやタコなどにも反応する方がいます。
テレビで紹介された女性も、甲殻類アレルギーで、イカやタコにも反応してしまうので、気を付けていたのですが、
コンビニで買ったタピオカミルクティー飲んだところ、冷や汗・強烈なめまい・吐き気が現れました。
成分表示をみると、イカの文字を発見し、気が付いたそうです。
アレルギーの有無にかかわらず、タピオカも体に入る食材として、きちんと意識しておくことは大切かなと思います。
吉祥寺 中医学に基づく
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
台湾 タピオカ