日々の養生
- 2020/05/01
- 温タイプの風邪【楊先生のちょっとためになる話41】
発熱があり、顔色が赤く、のどが痛む、同じ風邪でも赤い顔をして、フーフーしているような時は、体の熱を冷ましながら発汗させる方法が有効です。
のどが赤く腫れ、鼻水や痰が黄色くねばる、発熱といった症状の場合は、「銀翅散」が効きます。
インフルエンザなどにも効果があります。
しかし「銀翅散」に他の生薬を加え、抗炎作用を高めた「天津感冒片」も良いです。
薬を飲むと汗がじわっと出て、症状が緩和していきます。
当院の治療に関しては下記もご参照ください。
治療の流れ
https://www.dokutoruyo.com/about/#a3
治療方針
https://www.dokutoruyo.com/about/#a4
カッピングについて
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中医学について
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吉祥寺 中医学に基づく 風邪
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2020/05/02
- 胃腸方タイプの風邪【楊先生のちょっとためになる話42】
下痢や嘔吐をともなう時、梅雨時や夏場にひきやすいのが、下痢や嘔吐、食欲不振をともなう胃腸方の風邪です。
このタイプは体内の余分な水分を取り除いて、胃腸の働きを高め、軽い発汗作用で風邪のウィルスを外に追い出す「カツ香正気散」が良いでしょう。
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吉祥寺 中医学に基づく 風邪
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2020/05/03
- 風邪の中成薬と利用法について~まとめ~【楊先生のちょっとためになる話43】
風邪の中成薬と利用法について【楊先生のちょっとためになる話37】
https://www.dokutoruyo.com/column/cate3/20200419-3038/
風邪の予防に「板藍根」【楊先生のちょっとためになる話38】
https://www.dokutoruyo.com/column/cate3/20200422-3041/
風邪をひいてしまったら…【楊先生のちょっとためになる話39】
https://www.dokutoruyo.com/column/cate3/20200426-3050/
寒タイプの風邪【楊先生のちょっとためになる話40】
https://www.dokutoruyo.com/column/cate3/20200429-3053/
温タイプの風邪【楊先生のちょっとためになる話41】
https://www.dokutoruyo.com/column/cate3/20200501-3056/
胃腸方タイプの風邪【楊先生のちょっとためになる話42】
https://www.dokutoruyo.com/column/cate3/20200502-3059/
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吉祥寺 中医学に基づく 風邪
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2020/05/08
- 在宅ワークによる腰痛
在宅ワークにより机の高さが合わない、ついつい時間があるのでデスクワークを長時間行い続けて腰を痛めたり、肩こりが生じたり、頭痛を引き起こしている方々が増えてきております。
これらの症状は筋肉の緊張や血行不良で生じる場合があります。
この症状を緩和させるのに、応急処置としてのツボを紹介させて頂きたいと思います。
合谷
このツボは、鎮痛作用、頭痛・眼精疲労・肩こり・自律神経を整える・生命活力エネルギーを補充するのに効果的なツボです。
取り方:親指と人差し指の間を手首に向かって、こすり上げて止まるところ
三陰交
このツボは、血流改善に作用します。
取り方:内くるぶしの最も高いところから 指4本上のけい骨の際
曲池
このツボは、生命活力エネルギーを促進したり、痛み止め、関節の動きを滑らかにしたりする作用がございます。
取り方:肘を曲げた時にできる横じわの親指よりの端
これらの三つのツボを刺激されると、筋肉が解れるとともに生命活力エネルギーが促進され肩こり、筋肉疲労、腰痛の緩和などに役立ちます。
ちなみに、東洋医学の場合、ダイレクトに痛い部位に施術を行わなくても、ツボ刺激をすることにより鎮痛効果が出たりします。(理論的なことはココでは割愛させて頂きます。長くなりますので)
常に、ベストな体調をキープできます様に過ごしましょう!!
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吉祥寺 中医学に基づく 腰痛
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2020/05/09
- 中医学で考える心療内科系の疾患について【楊先生のちょっとためになる話44】
中医学では、心療内科系の疾患(例:心身症、対人恐怖症、不安神経症、うつ症状、不眠、自律神経失調など)に対し、どう捉えるのでしょうか。
中医学でこれらの疾患について 基本的には、「気」のエネルギーの停滞による影響が主な原因と捉えています。
また、〝精神的な負担〟が増せば増すほど「気」のエネルギーの消耗につながり、「気」のエネルギーの停滞に影響を与えてしまっています。
人は、単に肉体的に体を動かすことだけでエネルギーを消耗するわけではありません。
精神的な気配り、例えば「気を使う」という言葉でもわかる様に、精神的な面でも知らず知らずのうちに、「気」のエネルギーを消耗しているのです。
〝ストレス〟も同じです。気持ちの上で〝嫌だな〟と考えたり、悩んだりすることで、「気」がスムーズに流れなくなり、「気」の停滞を起こしてしまうわけです。
「気」のエネルギーが消耗し停滞すると、おのずと「体を整える力」(自然治癒力)が不足してきます。
体を整えようとしても思うように働かなくなり、結果 体調不良を起こしてしまうのです。
では、中医学の心療内科系の症状の治し方は、どのようにするのかといいますと、不足したり停滞している「気」の調節が基本となります。
各臓器は、「怒る」、「思う」、「悩む」、「悲しむ」といった精神状態と深いつながりがあります。そしてこの精神状態によって、各臓器の「気の」エネルギーへの影響や負担が違ってきます。
例えば、イライラ、怒る、ストレスなどの精神状態がある場合は、肝の「気」の流れに影響を及ぼします。
そのために〝頭痛〟が出たリ、〝全身が凝ったり〟します。さらに肝の「気」エネルギーは、中医学では〝目の働き〟もコントロールしていると考えていますので、〝眼精疲労〟〝目の充血〟などの症状が出やすくなります。
また、思う・悩むといった精神状態ですと、脾・胃の臓腑に影響を及ぼします。
そのため〝食欲不振〟〝空腹感があるがあまり食事を摂りたくない〟というようなことが起こります。
これはやはり、思う・悩むということにより、脾・胃のエネルギーに気滞を起こし脾・胃の働きが鈍ってしまったために起こる症状なのです。
このように、その時の感情、精神状態により、体への反応、症状の出方は様々です。
中医学ではその感情、精神状態により手当ての仕方、ポイントが違ってきます。
ですから鍼灸治療、その時々の症状に合わせてさじ加減をし、手当てを行なっていくことになります。
その結果 、 長引いている症状が軽減し、治って行くのです。
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