気圧が下がったり急変したりすると何故体調が崩れたり痛みが出たりするのですか?
気圧が低下(変化)すると体はその変化に順応しようとするため、速やかに血圧と心拍数が上昇します。
血圧や心拍数の上昇は交感神経優位の状態と考えられ、交感神経の活動が活発化することにより、血管収縮あるいは副腎髄質からのアドレナリン放出などが"痛覚受容器"や"冷受容器"の反応を高め、痛みが増すと考えられます。
雨が降ると頭痛やめまいが起きるのは、気象要素に影響を受ける「気象病」です。
では、手軽にできる気象病の予防法や、気象痛(症状)が起きた時の対処法をご紹介。
気象病(症状)を予防するには?
気象の変化によって起こる「気象痛、症状」。その痛、症状はその人がもともと持っていたが為に天気に影響されて現れたり悪化したりするので、頭痛、神経痛の悪化、めまい、肩こり、首痛、腰痛、眠気、耳の症状、気分の落ち込み、うつ、不安症など多岐にわたります。
気象病(症状)は、耳の奥にある内耳の気圧センサーが、気圧の変化を感知する際に過剰反応し、それによって自律神経のバランスが乱れて様々な不調を引き起こすことが原因です。
研究結果として出ております。
耳のまわりの血行が悪くなると、内耳がむくんで過敏になり、気象病(症状)を起こしやすくなります。
そのため、気象病(症状)が起こりそうな時は、内耳の血行をよくすることが、効果的な予防法となります。
内耳の血行をよくするには、耳の後ろにある出っ張った骨下のツボ(完骨)のあたりに、ホットタオルを当てたり軽く20回位押して刺激を与えると良いです。