コラム

2021-10-20
「冬」の上手な過ごし方【楊先生のちょっとためになる話85】

冬は寒さから身を守るためのエネルギーを体の中にたくわえておく季節です。

 

夏と同じようにエネルギーを外に向けて発散し続けると、寒さに「熱」を奪われ、体力をどんどん消耗してしまいます。

 

そこで体はこれを避けるため冬になると毛穴をキュッとひきしめて、余分なエネルギーを外にもらさないようにします。

 

そうした体の適応性を補助するために、服装も薄着ではなく、きちんと着こむことが大切です。

 

薄着で過ごせるほど部屋を暖かくしすぎると、せっかく閉じていた毛穴が開いてしまい、汗といっしょにエネルギーまで、漏れ出してしまいます。

 

その状態で外の冷気にあたってしまうと、風邪(体にとって好ましくない気、特に寒気)が体の中に入り込みやすくなり、くしゃみや寒気などの症状を引き起こします。

 

部屋の温度は28度前後に設定し、皮膚の扉を閉じ、衣服の工夫で体の熱を逃さないようにするのが良いでしょう。

寒い時期は、生活のペースを少しゆるめ、体を補う食べ物を摂りたいものです。

 

・米などの穀類

・にんじん、大根、イモなどの根菜類

・体を温める羊肉

などでしっかりとエネルギーをたくわえ、寒い冬を乗り切りましょう。

 

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気温が下がる時期の過ごし方【楊先生のちょっとためになる話83】

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