コラム

2021-10-15
「秋」の上手な過ごし方【楊先生のちょっとためになる話84】

夏が終わり、からっとした晴天が続く、さわやかな季節がやってきます。

 

だれもが気分よく過ごせそうな秋ですが、苦手とする人もいます。

 

秋はアレルギー疾患が悪化しやすいので、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の人にはつらい季節なのです。

 

このことは呼吸器である「肺」と秋との関係を表しています。

 

中医学でいう「肺」の機能には、呼吸機能を調整する働きがあるとしていますが、呼吸は鼻や口からだけでなく、皮膚でも(皮膚呼吸)おこなっています。

 

そのため、皮膚も肺の一部と見なすのです。

 

喘息や鼻炎はもちろん、アトピーも肺と密接な関係にある病気ということになります。

 

本来、肺はみずみずしく潤った状態を好む臓器であるため、秋のように大気が乾燥した気候になってくると、アレルギー体質ではなくても風邪をひきやすく、から咳が出たり、声がかれやすくなるのです。

 

このような症状が表れると、肺の潤いが不足していると考えられます。

 

ですから、こうした状態を防ぐためには、呼吸器を鍛えるとともに、肺を潤す食べ物などを積極的に摂ることが大切です。

 

呼吸器を鍛えるのに、もっとも有効な方法が深呼吸です。

 

気持ちをリラックスさせて、静かに息を吐ききり、そしてゆっくりと息を吸います。

 

公園など、自然に囲まれた環境でおこなうと、一層効果的です。

 

簡単なことですが、呼吸機能を高めることができますので是非、試してみて下さい。

また、秋は肺を潤す食材を補給して、乾燥から身を守りましょう。

 

とはいえ、単に水をがぶがぶ飲むのでは、肺をうまく潤すことはできませんから

・梨

・レンコン

・はちみつ

・白ごま

など、肺を潤す作用がある食材を適度に取り入れるのが上手な方法です。

 

最近、なんだか喉がいがらっぽいな、なんて思われている方は是非お試し下さいね。

 

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気温が下がる時期の過ごし方【楊先生のちょっとためになる話83】

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