中医学ではストレスをどの様に捉えるのかを紹介いたします。
中医学でも現代医学と同様にストレスによる症状は様々です。
しかし、中医学では原因が同じストレスであっても症状が違えば、体の中で起こっている反応の機序が違うと考えます。
例えば、人の体は「気」「血」「水」の3つの物質から出来ていて、それらがバランスよく且つスムースに流れて健康でいられると考えます。
ところがストレスは大きく分けると「気」と「血」に影響を及ぼします。
「気」に影響が及ぶと、めまい・動悸・呼吸困難・異常発汗・胃痛・のどの違和感などの症状が現れます。
ところが「血」に影響が及ぶと不眠・動悸・筋肉の引きつりなどの症状に加え、ストレスに対して普通の人より敏感になったり・臆病・自分に自信がないなどの精神不安症状も現れます。
さらに進行すると幻聴・幻臭などの症状まで現れます。
もう皆さんもお気づきと思いますが、「気」に影響が及んだ場合と「血」に影響が及んだ場合とではそれぞれ全く違う症状が現れます(但し、両方共に現れる症状もあります)。
もちろん、症状が違うわけですから治療法も違ってくるわけです。
今はわかりやすくするためにストレスの影響を「気」と「血」に2分しましたが、 実際の臨床ではもう少し細かくタイプ分けをします。
そこで我々はできるだけ正確に患者さんのタイプ分けをするために、症状について詳しく訊ねたり、脈をとったり、顔色や舌を診て、患者さんの体の何処で、何が、どの様にバランスを崩しているのかを探ってゆきます。
タイプを何種類に分けるかは各先生によって若干の差があります。
そこで次回から、わかり易く5つのタイプを紹介していきたいと思います。
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吉祥寺 中医学に基づく ストレス
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