ストレス社会の昨今、大人だけでなく子供やペットまでもがストレスにさらされながら生活しています。
ただストレスにさらされているだけならまだよいのですが、ストレスは様々な病気までも招いてしまいます。
昔は「風邪は万病の基」などと言いましたが、最近では『ストレスも万病の基』と言っても過言でないくらい様々な病気と関連があります。
さて、そんな皆様にもお馴染みの「ストレス」とは一体どのようなものなのでしょうか?
ストレスという言葉はカナダの生理病理学者ハンス=セリエが医学に取り入れた用語で「寒冷・外傷・疾病・精神的緊張などが原因になって体内でおこる防衛反応」のことを指します。
人間の体は、刺激・精神的緊張などに対して常に一定の安定した働きを営むようになっています。
※これを生理学的にホメオスタシス(恒常性の維持)と言います。
何らかの生体への刺激はこのホメオスタシスを一時的に乱し、乱されたホメオスタシスの機能は元に戻そうとします。
つまり刺激によって体内に起こる変化 、また元に戻そうとする反応をひっくるめて『ストレス』と呼んでいます。
そして、ストレスとなる要因刺激を『ストレッサー』と言います。
この関係はよく軟らかいボールに例えられます。
軟らかいボールを指などで押してみると、ボールはへこむと同時に元に戻ろうとします。
この場合、ボールが生体で指がストレッサーにあたります。
もし、このまま指の力をゆるめずにいたら、ボールは変形してしまうでしょうし、更に指の力を強めていけばボールは破裂してしまうでしょう。
このボールの変形や破裂は身体の不調や心の病を意味します。
「ではもっと具体的に我々の生活を例にしてみましょう。」
ゆったりとした気分で観ていたテレビ番組を突然変えられたり、テレビを観ている時に用事を言いつけられて、テレビ観賞を中断させられた時に嫌な気分になります。
このことがホメオスタシスを乱し、乱されたホメオスタシスは生体を元のゆったりとした気分に戻そうとして機能します。
この嫌な気分をストレス状態と言います。
しかし、このような事は誰もが経験していることで、要するに生きている限り人間にとってストレスは避けて通 れないものと思います。
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吉祥寺 中医学に基づく ストレス
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