現代は、気血の消耗が激しいです。
中医学には「気」と「血」という言葉があります。
気とは、体を温めたり動かしたりするエネルギーのこと。
血とは、皮膚や髪の毛などを潤すとともに、精神的に安定させるエネルギーのこと。
「気をつかう」とは文字通り、気を消耗しています。
すごく気をつかった日に、疲労感を感じるのは、「気」が消耗して少なくなっているからです。
食事や睡眠などで「気」を補っていても、使っている「気」のほうが多ければ、体の「気」が慢性的に不足状態になります。(これを気虚といいます)。
目や頭を使っていると、「血」が消耗していきます。
「血」も消耗が多くなれば、不足状態になります。(これを血虚といいます)。
デスクワークの方や、日ごろスマホを操作する時間の長い方は注意が必要かもしれません。
睡眠や休息をきちんととることはもちろん大切ですが、
「気」や「血」を補うものを食べたり、ツボを刺激したりする生活が重要です。
気虚の状態では、
疲れやすい
風邪をひきやすい
声が小さい
朝なかなか起きられない
体がだるい
などの症状がみられます。
血虚の症状では、
肌にツヤがない
めまいや立ちくらみがある
髪の毛が細い
肌が乾燥する
不安感がある
などの症状がみられます。
気血の不足が進んでいくと、様々な症状が出てきますし、その分治療に時間がかかってしまいます。
中医学による鍼灸治療では、「気」「血」を補う治療を行うことが可能です。
よく気を使う方や、スマホやパソコンで目や頭をよく使う方などは特に、
今のうちから心体のケアをすることをオススメいたします。
ご相談くださいませ。
吉祥寺 中医学に基づく 体質改善
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院