コラム

2019-09-24
食生活と不妊症

体のエネルギーを生みだす脾胃(消化器系)の消化吸収力を高めておくことは大切です。

 

月経を順調にし、妊娠しやすい体にするためには、肝・腎・脾の働きが不可欠です。

 

消化器系と不妊症は一見、何の関係もなさそうに思えるかもしれませんが、「気」や「血」を作り出すのは脾(消化器)の役割です。

 

脾の消化吸収力がしっかりしていれば、食べたり飲んだりしたものから、十分な「気」や「血」を作り出すことができます。

 

そうでない場合、「気」や「血」が不足して、体全体の機能が低下してしまい、妊娠しづらくなることがあります。

 

脾の消化吸収力は、ふだんの食生活と大きな関わりがあります。

 

現代の女性の食生活は、甘いもの・脂っこいもの・冷たいもの・生ものの摂りすぎ、お酒の飲みすぎといった傾向にありますが、このような生活は、消化器に負担をかけ、体に痰湿(余分な水分)を生み出してしまいます。

痰湿は、肥満を起こすばかりでなく、排卵障害の素因になり、不妊症の原因になることもあります。

 

ひどい状態にならないように、食生活の改善に努めることも大切です。

痰湿を取り除く治療を行なうのも良いでしょう。中医学では、痰湿を取り除く治療を行なうことが可能です。

 

なお、現代社会の生活では、普通は栄養不足になることはありませんが、過激なダイエットや偏食、極端な粗食などによって、「気」や「血」の材料となる栄養素が不足することもあります。

 

このような場合、きちんと栄養の摂れるような食生活を取り戻し、「気」や「血」を補う治療を受けると良いでしょう。

 

 

当院の不妊症の治療に関しては下記を参考にしてください。

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吉祥寺 中医学に基づく 不妊治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

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