目次
1. 中医鍼灸の高い治療効果——なぜ「原因不明の不調」に効くのか?
・西洋医学とは異なるアプローチ:経験医学×最新の解剖生理学
・自律神経と自己治癒力を引き出す「ツボ」刺激と「気(生命活力)」のメカニズム
2. 中医鍼灸に欠かせない診察の一つ「舌診」
・なぜ舌を見るだけで体内の状態が分かるのか
・舌にダイレクトに表れる「気・血・水」のサイン
3. 舌診の基本チェックポイント:見るべきは「舌体」と「舌苔」
・【舌体(色・形)】体そのもののエネルギー・栄養状態を診る
・【舌苔(コケ)】胃腸の調子・体内の余分なものの溜まり具合を診る
4. 【次回予告】舌から読み解く!代表的な4つの体質・不調パターン
自分の舌はどれ?体質別の具体的な見方とサイン(次回詳しく解説)
1.中医鍼灸の治療効果が高い理由
その他「現代医学で検査結果で原因がよくわからない不調、(未病や慢性症状)によく効く」と言われるのには、中医学(東洋医学)ならではの独自の過去から蓄積されてきた経験医学理論に基づいた西洋医学と違う角度見立てる診察システムと、最新の解剖生理学で解明されつつある科学的根拠(エビデンス)の両方がきれいに噛み合っているからです。
中医鍼灸は、独自の「四診」によって体質や崩れたバランスを見極め、的確なツボを刺激することで全ての人間が備え持つ自己治癒力を爆発的に引き出すため、高い治療効果を発揮します。それは何か生命活力気エネルギーです。
2.中医鍼灸に欠かせない診察の一つ「舌診」
中医学の「舌診」で何が分かるのか、具体的な見方は?
中医鍼灸の「舌診」において、舌の色や形、苔の状態から体のどのような不調や体質が分かるのか…
舌診(ぜっしん)は、「内臓のコンディションを映し出す鏡」です。舌は粘膜に覆われていて血流が非常に豊富なため、体内の「気(エネルギー)」「血(血液・栄養)」「水(体液津液)」の状態が、色や形、苔(こけ)としてダイレクトに表面に現れます。
3. 舌診の基本チェックポイント:見るべきは「舌体」と「舌苔」
大きく分けると、「舌の本体(舌質、色合い、形)」で体そのもののエネルギーや栄養状態を診て、「舌の上のコケ(舌苔)」で胃腸の調子や体内の余分なものの溜まり具合を診ます。
本日はここまでにさせて頂ます。
続きは次回に、代表的な4つの体質・不調のパターンを具体例で解説します。
この記事を書いた人
楊 志成(よう しせい)
楊中医鍼灸院 院長 / 鍼灸師
東京・吉祥寺にて1989年「楊中医鍼灸院」を開院。東洋医学(中医学)の考え方をベースに、一人ひとりの体質や不調の根本原因を丁寧に見立て、オーダーメイドの鍼灸施術を行っている。現在までに35万人以上の患者様を診ている。慢性的な症状・自律神経の乱れなど、「どこに行っても良くならなかった」と悩む患者さんに寄り添い、体質改善へと導く根本治療に注力している。