中医学のあれこれ
- 2026/09/24
- 中医学が大切にする治療の考え方 ― 体全体を見つめ、根本から整える ―
01|症状だけを見ない「全体観」
一部分の不調だけで判断せず、
体全体のつながりから原因を探る中医学の考え方
02|心と環境も、からだの一部
ストレスや感情の変化、
季節・天気などの自然環境と体の関係
03|一人ひとりに合わせる「オーダーメイド」
体質・生活習慣・これまでの経過などから、
その人に合った治療を考える
04|症状を抑えるだけではない「根本ケア」
症状だけを見るのではなく、
体質を整え、本来持っている力を引き出す
体全体をバランスで診る:一部の不調だけで判断せず、体全体のつながりを意識して根本的な原因を探ります。
心や環境の影響も考慮する:ストレスなどの「気持ちの変化」や、季節・天気などの「自然環境」が体に与える影響を大切にします。
一人ひとりに合わせたオーダーメイド:体質や生活習慣、病気の経緯をじっくり分析し、その人に合った解決策を見つけます。
病気そのものを見るのではなく、「その人の体全体」に優しく寄り添い、本来持っている元気になる力を引き出す医学です。
基本的な特徴として1人の人の出ている症状をバラバラに診ずどの様に起因が繋がっているのかを探し出し、対症療法では無く体質改善をし根本をケアして行きます。
コラム執筆者
楊中医鍼灸院 院長 楊 志成(よう しせい)
台湾の中国医薬大学にて中医学(漢方・鍼灸)を専攻。
40年にわたる臨床経験を持ち、これまで多くの患者様の体質や不調と向き合ってきた中医学の専門家。
臨床での治療に加え、フジテレビ『めざましテレビ』への出演、専門誌『医道の日本』への論文掲載(眼窩鍼手法)、美容サロン「たかの友梨ビューティクリニック」での吸玉(カッピング)指導講師、日本工学院八王子専門学校での特別講師など、幅広く活動。
長年培ってきた中医学の知識と臨床経験をもとに、症状だけを見るのではなく、一人ひとりの体質や生活背景まで考慮した施術を大切にしている。
本コラムでは、中医学の考え方や養生、鍼灸・カッピングなどについて、日々の健康に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
- 2026/09/10
- 舌からわかるカラダのサイン ― 中医学の「舌診」で内臓のSOSを読み取る ―
目次
01|まずは知っておきたい「舌診」
舌は「内臓の鏡」?
舌の色・形・苔から読み取れる、からだのサイン
02|舌の場所でわかる「内臓のSOS」
舌先・中央・両脇・奥……
エリア別に見るトラブルと体質の傾向
03|「舌苔」は体調を映すバロメーター
苔の厚さ・剥がれ・色の変化から見る、
一時的な体調不良と慢性的な体質
04|毎日の「舌チェック」で予防養生
朝の舌を観察する習慣から、
自分のからだと向き合うセルフケアへ
01|まずは知っておきたい「舌診」 舌は「内臓の鏡」? 舌の色・形・苔から読み取れる、からだのサイン
・中医学では、舌のどの部分に変化が出ているかによって、トラブルが起きている内臓(五臓六腑)を予測することもできます。
02|舌の場所でわかる「内臓のSOS」
舌先・中央・両脇・奥……
エリア別に見るトラブルと体質の傾向
・舌の先端(舌尖): 「心(しん)・肺」のエリア。ここが赤くなっていると、ストレスや不眠、考え事で脳がオーバーヒート(心火)しているサイン。
・舌の中央(舌中): 「脾(ひ)・胃」のエリア。ここの苔が剥がれていたり、ひび割れ(裂紋)があると、胃腸が酷使されて弱っています。
・舌の奥(舌根): 「腎(じん)」のエリア。ここに厚い苔がある場合は下半身の冷えや泌尿器の滞り、逆に苔が全くない場合は加齢などによる根本的な潤い不足(腎陰虚)を疑います。
・舌の両脇(舌辺): 「肝(かん)・胆」のエリア。ここが赤く張っていると、自律神経が乱れ、イライラや強いストレス(肝気鬱結)を抱えています。
03|「舌苔」は体調を映すバロメーター
苔の厚さ・剥がれ・色の変化から見る、
一時的な体調不良と慢性的な体質
・舌診の興味深いところは、毎朝の排便や体調、前日の食事(アルコールの飲みすぎや脂っこいものの食べすぎなど)によって、苔の状態などが驚くほどリアルタイムに変化し舌の上に出て反応する点です。慢性的な体質は「舌の形や色」に出やすく、一時的な体調不良は「苔」に出やすい傾向があります。
04|毎日の「舌チェック」で予防養生
朝の舌を観察する習慣から、
自分のからだと向き合うセルフケアへ
・普段から自分自身の舌の形や苔の状態を見ると体の具合をある程度察する事が可能ですので、皆様も習慣付けてみて下さいませ。
今の時代、自分の体は自分で守っていく時代にシフトされつつ有ります。これを中医学では予防養生と申します。
この記事を書いた人
院長:楊 志成(よう しせい)
台湾の名門・中国医薬大学にて中医学(漢方・鍼灸)を専攻。臨床歴40年、これまでに数多くの不調と向き合ってきた中医学のスペシャリスト。
本場仕込みの施術が評価され、フジテレビ『めざましテレビ』にも2回出演。現場で治療にあたる傍ら、専門誌『医道の日本』への論文掲載(眼窩鍼手法)や、大手美容サロン「たかの友梨BC」での吸玉(カッピング)指導講師、日本工学院八王子専門学校の特別講師などを歴任。確かな技術と豊富な経験に基づき、一人ひとりの体質に合わせた丁寧な施術を行っている
【本場の中医学に基づいたオーダーメイド施術で、不調の根本原因にアプローチ】
楊中医鍼灸院では、単なる対症療法ではなく、中国伝統医学の理論である「弁証論治(べんしょうろんち)」に基づき、お一人ずつの体質や状態に合わせた本格的な鍼灸施術を提供しています。「検査では異常がないけれど体調が優れない」「長年続く慢性的な痛みから解放されたい」といったお悩みに対し、表面的な症状だけでなく身体の内側のバランスを整えることで、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出します。 鍼・吸玉(カッピング)を用いて、体質改善専門として開院36年目を迎えました。35万人以上の患者様を診ており実績がございます。
東京・吉祥寺駅より徒歩8分の閑静な住宅街で落ち着いた空間の中、経験豊富なスタッフが丁寧なカウンセリングと確かな技術で皆様の健康をサポートいたします。どこへ行っても満足できなかった方、本気で体質を変えたい方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
完全予約制 休診日:月・金
土・日・祝日も診療しております。
公式ラインからのお問い合わせ・ご予約も可能です。
LINE追加で初診時にご利用頂けるお得なクーポン配信しています。
- 2026/09/03
- 舌診でわかる4つの代表的なサインタイプ体質②
目次
1. 瘀血(おけつ):血流ドロドロ・滞りタイプ
特徴:血流悪化、肌荒れ・乾燥
舌の状態:青紫〜暗赤色、紫色のシミ(瘀斑)、裏の血管が黒く太く腫れる
主な不調:刺すような頭痛・肩こり(夜間悪化)、重い生理痛、シミ・クマ
2. 痰湿(たんしつ):水分・老廃物溜まりタイプ
特徴:水分代謝の滞り、余分な脂肪・老廃物の蓄積(胃腸の弱り・暴飲暴食)
舌の状態:ボテッと肥大(胖大)、ふちのギザギザ、べっとり厚い苔(黄苔は熱のサイン)
主な不調:雨や湿気での重だるさ・頭重、むくみ、胃もたれ・吐き気、吹き出物
1.「瘀血(おけつ)」:血流ドロドロ・滞りタイプ
血液の巡りが悪くなり、体の一部に滞り(微小循環の悪化)が起きている状態です。又、質の良い栄養素の高い血液を体に回せなくなってしまっている状態で人にやっては肌が荒れたり乾燥したりします。
舌の色・形: 全体的に青紫っぽかったり、暗い赤色をしている。舌の表面や裏側の静脈に、紫色のしみ(瘀斑・おはん)が見られることもあります。また、舌の裏の血管(舌下静脈)が黒く太く怒張(腫れ上がる)しているのが大きな特徴です。
体の不調例: 肩こりや頭痛(刺すような痛み)夜間に痛みが憎悪しやすい、生理痛が重い、シミやくまが目立つ。
2.「痰湿(たんしつ)」:水分・老廃物溜まりタイプ
体内の水分代謝が完全に滞り、余分な水分や脂肪、老廃物が「ゴミ」として体内に溜まっている状態です。主に胃腸の弱りや暴飲暴食から起こり易くなります。
舌の色・形: 舌全体がボテッと肥大している(胖大・はんだい)。舌よ横にギザギザや凸凹が生じて来る
苔の状態: 白や黄色の「分厚い苔」がべっとりと舌全体を覆っている(膩苔・じたい)。苔が黄色い場合は、体内に熱(炎症や内臓の過加熱)がこもっているサインでも有ります。
体の不調例: 雨が降ったり、湿度が高かったりすると体が重だるい、頭が重い、むくみ、吐き気や胃もたれ、吹き出物が出やすい。
この記事を書いた人
院長:楊 志成(よう しせい)
台湾の名門・中国医薬大学にて中医学(漢方・鍼灸)を専攻。臨床歴40年、これまでに数多くの不調と向き合ってきた中医学のスペシャリスト。
本場仕込みの施術が評価され、フジテレビ『めざましテレビ』にも2回出演。現場で治療にあたる傍ら、専門誌『医道の日本』への論文掲載(眼窩鍼手法)や、大手美容サロン「たかの友梨BC」での吸玉(カッピング)指導講師、日本工学院八王子専門学校の特別講師などを歴任。確かな技術と豊富な経験に基づき、一人ひとりの体質に合わせた丁寧な施術を行っている。
【本場の中医学に基づいたオーダーメイド施術で、不調の根本原因にアプローチ】
楊中医鍼灸院では、単なる対症療法ではなく、中国伝統医学の理論である「弁証論治(べんしょうろんち)」に基づき、お一人ずつの体質や状態に合わせた本格的な鍼灸施術を提供しています。「検査では異常がないけれど体調が優れない」「長年続く慢性的な痛みから解放されたい」といったお悩みに対し、表面的な症状だけでなく身体の内側のバランスを整えることで、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出します。 鍼・吸玉(カッピング)を用いて、体質改善専門として開院36年目を迎えました。35万人以上の患者様を診ており実績がございます。
東京・吉祥寺駅より徒歩8分の閑静な住宅街で落ち着いた空間の中、経験豊富なスタッフが丁寧なカウンセリングと確かな技術で皆様の健康をサポートいたします。どこへ行っても満足できなかった方、本気で体質を変えたい方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
完全予約制 休診日:月・金
土・日・祝日も診療しております。
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- 2026/08/27
- 舌診でわかる4つの代表的なサインタイプ体質
目次
1. 気虚(ききょ)タイプ|エネルギー不足
2. 血虚(けっきょ)タイプ|栄養・潤い不足
1.「気虚(ききょ)」:エネルギー不足タイプ
体に元気がなく、疲れやすい状態です。水分代謝も落ちるため、舌が余分な水分を含んでボテッと大きくなります。歯痕と言って舌のフチに凸凹ガタガタが出てきます。活力エネルギーが消耗している状態です。活動的では無く、動くとのが億劫で症状がある場合悪化することもあります。
舌の色・形: 全体的に色が淡く(ピンクより白っぽい)、舌のふちに歯の跡がガタガタとついている(歯痕(しこん))。
苔の状態: 薄い白い苔がついている程度。
体の不調例: 慢性的な疲労感、胃腸が弱く食後に眠くなる、風邪をひきやすい、軟便傾向。
2. 「血虚(けっきょ)」:栄養・潤い不足タイプ
体に栄養や血液が行き届いておらず、組織がカラカラに乾いたり、栄養失調を起こしたりしている状態です。
舌の色・形: 全体的にひょろっと薄くて小さく、色が非常に淡い(白っぽい)。
苔の状態: 苔がほとんどない、あるいは非常に薄い。舌がひび割れ状態が生じたりします
体の不調は: 比較的肌の乾燥、髪のパサつき、細く抜けやすい場合もあり、めまい、立ちくらみ、不眠や不安感等が生じます。
今回は4つあるうちの2つをご紹介させて頂きました。残りの2つはまた来週公開します。
この記事を書いた人の紹介
楊中医鍼灸院 院長:楊 志成(よう しせい)
台湾の名門・中国医薬大学にて中医学(漢方・鍼灸)を専攻。臨床歴40年、これまでに数多くの不調と向き合ってきた中医学のスペシャリスト。
本場仕込みの施術が評価され、フジテレビ『めざましテレビ』にも2回出演。現場で治療にあたる傍ら、専門誌『医道の日本』への論文掲載(眼窩鍼手法)や、大手美容サロン「たかの友梨BC」での吸玉(カッピング)指導講師、日本工学院八王子専門学校の特別講師などを歴任。確かな技術と豊富な経験に基づき、一人ひとりの体質に合わせた丁寧な施術を行っている。
【本場の中医学に基づいたオーダーメイド施術で、不調の根本原因にアプローチ】
楊中医鍼灸院では、単なる対症療法ではなく、中国伝統医学の理論である「弁証論治(べんしょうろんち)」に基づき、お一人ずつの体質や状態に合わせた本格的な鍼灸施術を提供しています。「検査では異常がないけれど体調が優れない」「長年続く慢性的な痛みから解放されたい」といったお悩みに対し、表面的な症状だけでなく身体の内側のバランスを整えることで、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出します。 鍼・吸玉(カッピング)を用いて、体質改善専門として開院36年目を迎えました。35万人以上の患者様を診ており実績がございます。
東京・吉祥寺駅より徒歩8分の閑静な住宅街で落ち着いた空間の中、経験豊富なスタッフが丁寧なカウンセリングと確かな技術で皆様の健康をサポートいたします。どこへ行っても満足できなかった方、本気で体質を変えたい方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
完全予約制 休診日:月・金
土・日・祝日も診療しております。
公式ラインからのお問い合わせ・ご予約も可能です。
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- 2026/08/15
- 中医鍼灸の秘密と舌診という観察眼
目次
1. 中医鍼灸の高い治療効果——なぜ「原因不明の不調」に効くのか?
・西洋医学とは異なるアプローチ:経験医学×最新の解剖生理学
・自律神経と自己治癒力を引き出す「ツボ」刺激と「気(生命活力)」のメカニズム
2. 中医鍼灸に欠かせない診察の一つ「舌診」
・なぜ舌を見るだけで体内の状態が分かるのか
・舌にダイレクトに表れる「気・血・水」のサイン
3. 舌診の基本チェックポイント:見るべきは「舌体」と「舌苔」
・【舌体(色・形)】体そのもののエネルギー・栄養状態を診る
・【舌苔(コケ)】胃腸の調子・体内の余分なものの溜まり具合を診る
4. 【次回予告】舌から読み解く!代表的な4つの体質・不調パターン
自分の舌はどれ?体質別の具体的な見方とサイン(次回詳しく解説)
1.中医鍼灸の治療効果が高い理由
その他「現代医学で検査結果で原因がよくわからない不調、(未病や慢性症状)によく効く」と言われるのには、中医学(東洋医学)ならではの独自の過去から蓄積されてきた経験医学理論に基づいた西洋医学と違う角度見立てる診察システムと、最新の解剖生理学で解明されつつある科学的根拠(エビデンス)の両方がきれいに噛み合っているからです。
中医鍼灸は、独自の「四診」によって体質や崩れたバランスを見極め、的確なツボを刺激することで全ての人間が備え持つ自己治癒力を爆発的に引き出すため、高い治療効果を発揮します。それは何か生命活力気エネルギーです。
2.中医鍼灸に欠かせない診察の一つ「舌診」
中医学の「舌診」で何が分かるのか、具体的な見方は?
中医鍼灸の「舌診」において、舌の色や形、苔の状態から体のどのような不調や体質が分かるのか…
舌診(ぜっしん)は、「内臓のコンディションを映し出す鏡」です。舌は粘膜に覆われていて血流が非常に豊富なため、体内の「気(エネルギー)」「血(血液・栄養)」「水(体液津液)」の状態が、色や形、苔(こけ)としてダイレクトに表面に現れます。
3. 舌診の基本チェックポイント:見るべきは「舌体」と「舌苔」
大きく分けると、「舌の本体(舌質、色合い、形)」で体そのもののエネルギーや栄養状態を診て、「舌の上のコケ(舌苔)」で胃腸の調子や体内の余分なものの溜まり具合を診ます。
本日はここまでにさせて頂ます。
続きは次回に、代表的な4つの体質・不調のパターンを具体例で解説します。
この記事を書いた人
楊 志成(よう しせい)
楊中医鍼灸院 院長 / 鍼灸師
東京・吉祥寺にて1989年「楊中医鍼灸院」を開院。東洋医学(中医学)の考え方をベースに、一人ひとりの体質や不調の根本原因を丁寧に見立て、オーダーメイドの鍼灸施術を行っている。現在までに35万人以上の患者様を診ている。慢性的な症状・自律神経の乱れなど、「どこに行っても良くならなかった」と悩む患者さんに寄り添い、体質改善へと導く根本治療に注力している。
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診 | 〇 | 〇 | 〇 | 診 | 〇16:40まで |
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