コラム
- 2020/07/07
- 中医学からみる湿気の影響
今年は湿度が高く感じます。
気圧の変化などによって、自律神経が乱れることよって、やる気の低下・憂うつ感といった精神的な症状などが出ているかたがいます。
中医学的にみても、湿気が必要以上に多いと、体への負担となります。
・肩こり
・腰痛
・食欲低下
・吐き気
・体のだるさ
・むくみ
・下利
・軟便
など、人によって症状は様々ですが、
湿度の高い日に調子が悪くなるという方が多いです。
ただし、中には、湿度の高い日に調子が悪くなるということに気がついていないかたもいらっしゃいます。
問診で「湿度の高い日はいかがですか」と聴かれたことによって、意識してみて初めて気が付くようです。
中医学では、消化器にあたる「脾胃」の働きが元々弱い方は、湿度の影響を受けやすくなると考えられています。
湿度の影響で「胃腸」にくるかたもいます。
どちらにせよ、湿気が体に溜まった状態でありますので、放置しておくことはおすすめできません。
早め早めのケアを心がけてください。
中医学では、体に入り込んだ余分な水分を排出する方法がございます。
例えば、鍼灸ですと、水はけをよくするツボや脾胃(消化器)を強化するツボなどに鍼や灸を行います。
経穴をうまく組み合わせて、湿気に負けない体作り(体質改善)を行っていきます。
湿度の高い日や雨の日に弱い方、今年の梅雨時期になって体調を崩されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
ちなみに、冷たい飲みものは胃腸を冷やしてしまい、機能を低下させて、余分な水分をため込むことにつながりますので、冷たいものの取りすぎは要注意です。そのほか、アイスクリームや刺身、生野菜なんかも冷やしてしまいますので、注意が必要です。
ねぎやしょうが、シソなどの香味野菜は、香りで脾胃(消化器)の働きを高めて、余分な水分の排出を促してくれるのでオススメです。
当院の治療に関しては下記もご参照ください。
治療の流れ
https://www.dokutoruyo.com/about/#a3
治療方針
https://www.dokutoruyo.com/about/#a4
カッピングについて
https://www.dokutoruyo.com/about/#a6
中医学について
https://www.dokutoruyo.com/medicine/
当院について
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お問い合わせ
https://www.dokutoruyo.com/contact/
吉祥寺 中医学に基づく 湿気対策
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2020/07/15
- 本院的諮詢標識(当院の案内)
- 2020/07/19
- 鍼灸院を選択する際の受診の心得
鍼灸治療を受けるにあたって知っておくと良いことをお伝えします。
日本の現状において、鍼灸院の実力は、個々の学習と臨床経験、知識、技術の力量によってかなりの差がございます。
そのため、施術を担当する鍼灸師によって治療結果にも差が出てしまいます。
受診へのアドバイスとしては、ご自身の疾患や症状に対してしっかりと起因の説明と治療方針を述べていただける鍼灸院を選択することをオススメいたします。
あやふやな説明や治療方針をしっかりと述べられない鍼灸院は選択肢から外した方が良いかと思います。
また、体質改善が必要なのに患者様の体質も把握せず、痛い箇所や症状が出ている患部のみに施術したりしているようなところも避けた方が良いかもしれません。
体質改善がされていないので良い結果に結び付かないケースもあるからです。
体質改善の必要な疾患をいくつか参考のためにあげさせて頂きます。
※アトピー性皮膚炎、花粉症、うつ病、適応障害、不眠症、不妊症、PMS、突発性難聴、便秘、過敏性腸症候群、慢性頭痛など
もう一点、気象に影響されやすい患者様に対して、どんな天候の時に症状が増悪するか確認を行っている鍼灸院の方が良いと思います。
そして苦手な天候に対して対応出来る様にお手当を施して頂けると良いです。
患者様のウイークポイントを見つけることのできる鍼灸師は、問診力と色々な角度から体を診る力を備えていると思います。
鍼灸治療を受けようと考えている方々の参考になり、良い鍼灸院と巡り合えますように願っております。
ご自身のお体のことですから鍼灸院選びは良く考えてくださいませ。
近いうちに、人にはどんな体質が存在しているかをコラムに掲載させて頂きます。
ご自身の病、症状の体質を知るのに参考にしてくださいませ。
楊
吉祥寺 中医学に基づく
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2020/07/22
- タイプ別の体質
人にはどのような体質があるのでしょうか。
基本的には、7つの体質があります。
以下の通りとなります。
気虚タイプ
気虚とは、体を健全に動かしたり、内臓の働きを促進させたり、体を温めたりする「気」が不足しているタイプ。
疲労感、倦怠感、風邪をひきやすい、食欲不振、軟便・下利をしやすいなどの症状が現れやすい。
血虚タイプ
「血」は皮膚や髪の毛などを栄養する働きと、精神的に安定させる働きがある。血虚とは、その「血」が不足しているタイプ。
不安感、肌につやがない、めまいや立ちくらみ、抜け毛、髪の毛が細い、目の疲れ、夢をよく見るなどの症状が現れやすい。
陽虚タイプ
陽虚とは、体を温める力が低下しているタイプ。
寒がり、疲れやすい、手足や全身が冷えやすい、むくみやすいなどの症状が現れやすい。
陰虚タイプ
陰虚とは血や津液などの「陰液」が不足して体を潤す働きが低下しているタイプ。
のぼせやほてり、肌の乾燥、寝汗、微熱、のどが渇く、便が硬いなどの症状が現れやすい。
気滞タイプ
気滞とは、「気」の流れが停滞して滞っているタイプ。
憂うつ感、イライラ、怒りっぽい、ゲップやおならが出やすい、脇腹が張る、気持ちの浮き沈みが激しいなどの症状が現れやすい。
瘀血タイプ
瘀血とは、「血」の巡りが悪く滞っているタイプ。
しみやそばかすができやすい、慢性的な痛みの症状がある、顔や唇の色が暗い、生理痛がひどい、目の下にクマができやすいなどの症状が現れやすい。
痰湿タイプ
痰湿とは、水分代謝が低下して、体に余分な水分が滞っているタイプ。
痰が多い、頭重感がある、むくみ、にきび、吹き出物、軟便・下痢をしやすい、体が重怠いなどの症状が現れやすい。
自分自身の体質を知りたい方は、セルフ健康チェックをご利用くださいませ。
セルフ健康チェック↓
https://www.dokutoruyo.com/check/
吉祥寺 中医学に基づく
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
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〇 13:00まで | 休 | 〇 | 〇 | 〇 | 休 | 〇11:40まで |
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診 | 〇 | 〇 | 〇 | 診 | 〇16:40まで |
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※ 当院は予約制です。
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