コラム

2020/01/31
悪性腫瘍の術後の不定愁訴~楊中医鍼灸院治療体験談34~

東京都武蔵野市在住 Y.Tさん 40歳 女性

 

 

この方は、左側乳癌の切除手術をし、その後放射線治療を受けていましたが、術後の体調が安定せず、知人の紹介を受けて当院へ来院されました。

 

不眠、脱毛、食欲不振、全身の倦怠感があるということでした。

 

不眠は術後の体調不良と、この先の自分自身や体に対して不安を感じてしまうために起きていたようですが、元々神経の繊細な方でいらしたので、術前から多少の不眠傾向にあったようです。

 

中医学的に問診、脈診、舌診を行ったところ、「舌質の色」は淡紫、胖大(ふくらんだ感じ)、「脈診」は細弱でした。

 

問診の結果、全体的に活力が不足している感じでした。

 

中医学的には「気血両虚(きけつりょうきょ)」といいます。

 

これは、活力と体力を潤したり栄養素を与えるエネルギーが減少傾向にある状態を意味します。

 

それと術後の精神的ダメージによる疲労がある様でした。

 

やはり女性である以上、乳房切除は精神的に大きなダメージがあるのは当然のことだと思います。

 

当院ではどんな病でも〝心のケア〟は重要だと考えていますが、特にこの様な場合は普段にもまして重要視しました。

 

そのため、 この方には訴えている症状の改善と、心のケアを同時に行なっていきました。

 

まず最初に、「食欲不振の治療」を行い、その後「精神状態を安定させる手当て」、「睡眠内容を充実させる」という様に行なっていきました。

 

何故食欲不振の手当てを最初に行ったかと申しますと、人間の体が栄養素を得るには、何よりまず〝食生活〟にあると考えるからです。

 

食事をしっかり摂る事により栄養素の補充となり、それが血となり肉となり力になるのです。

 

また食欲が増せば、体に行き渡る栄養素も自然と増し、それが不眠改善へもつながります。

 

中医学の考えでは深い睡眠を得るには、〝血〟が必要と言われています。

 

また、精神面のリラックスを促す治療も行い、同時に入眠に関わるホルモンの分泌促進を促す治療も同時に行ないました。

 

大体2ヶ月近く、この様な手当てを行なった結果、食欲も増し睡眠も深くなり、症状が改善されていきました。

 

本人がおっしゃいますには「充睡感が得られる様になり、体力、気力も付き、精神的にも楽になった」とのことでした。

 

そして、一番印象に残った言葉は「自分は、今まで以上に元気になれる様な気がする」という一言でした。

 

この方は、「今まで体をいたわってこなかったが今は体をいたわる充電期間なのだ」と、考え方が前向きに変わっていきました。

 

そして、その後も自主的に週2回のペースで治療を受けに来られ、日に日に体の倦怠感も抜け、毛髪も生え始めて来ました。

 

また、本人の希望で、「家庭灸を行ないたい」という事でしたので、この頃から家庭灸を使用して頂くことになりました。

 

そこで、〝抗癌作用に働きかける灸点(ツボ)〟と〝免疫力増加に働きかける作用の灸点〟を指導させていただきました。

 

家庭灸も症状、体調が変わった時点で変更し、常に体調に合わせてタイムリーな手当てが出来る様に指導させていただきました。

 

最初の治療から半年位が経過し、ほとんどの症状が改善されていき、毛髪も綺麗にはえ、睡眠も安定し、体調もかなり良い状態になりましたが、本人はそのまま通院され、定期的に養生の治療も受け続けていらっしゃいました。

 

手術を受けた病院での定期検診にも問題なくクリアし、トータルで14年間当院へ通院されました。

 

本人はずっと通院し続けたかったとのことですが、仕事の関係で引越しをすることになり、当院での通院治療を受けることができなくなってしまいました。

 

現在は当院に通院していませんが、症状に合わせ家庭灸を続けていらっしゃると、毎年年賀状で報告を頂いております。

 

この方のケースで言えば、本人の努力と当院を信頼して治療を受けて頂いた結果 、良い方向に向いたのではないかと思っております。

 

 

 

 

コラム『術後の不定愁訴』

https://www.dokutoruyo.com/column/cate6/20200125-2273/

 

コラム『悪性腫瘍』

https://www.dokutoruyo.com/column/cate6/20200126-2285/

 

コラム『悪性腫瘍に対しての放射線療法による放射線障害』

https://www.dokutoruyo.com/column/cate6/20200128-2297/

 

コラム『大病後や手術後に家庭灸』

https://www.dokutoruyo.com/column/cate3/20200129-2309/

 

 

 

 

下記のページもご参照ください。

 

当院について

https://www.dokutoruyo.com/about/

 

よくある質問

https://www.dokutoruyo.com/faq/

 

お問い合わせはこちら

https://www.dokutoruyo.com/contact/

 

吉祥寺 中医学に基づく 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

2020/02/01
2月が旬の食べもの

人間も自然の一部。旬の食材を取り入れるように心がけましょう。

 

2月が旬の食べものをご紹介いたします。

 

ほうれん草、カリフラワー、れんこん、小松菜、長ネギ、野沢菜、ゆりね、菜の花、大根、白菜、春菊、水菜、せり、ブロッコリー、ごぼう、くわい、フグ、牡蠣、あさり、鯛、白魚、アンコウ、ヒラメ、金目鯛、甘えび

などがあります。

 

 

下記のページもご参照ください。

 

当院について

https://www.dokutoruyo.com/about/

 

よくある質問

https://www.dokutoruyo.com/faq/

 

お問い合わせはこちら↓

https://www.dokutoruyo.com/contact/

 

 

吉祥寺 中医学に基づく 食養生

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

2020/02/02
月経前症候群(PMS)

耳慣れない言葉かもしれませんが、PMSとは女性の方なら誰しもが多少は心あたりのある〝月経前の精神的・肉体的に鬱陶しい症状〟のことを意味します。

 

月経前になると体がだるい、眠い、あるいは頭痛や下腹痛、腰痛に悩まされたり、手足がむくんだり、下痢になったり、精神的にイライラしたり、または落ちこみが激しく、うつ状態になったり・・・など、 症状の現れ方には 個人差があり、気にせず過ごせる方もいれば、床から起き上がる事のできない人もいます。

 

PMSは、だいたい月経の2週間くらい前から始まり、月経直前でピークとなり、月経後1~2日で消えてしまうケースが多いようです。

症状には個人差がありますが、主に下記のPMSの症状に記載した状態になられる方が多いようです。

 

PMSの症状

〈精神的症状〉

怒りやすい 

イライラする 

攻撃的になる 

憂鬱 

無気力になる 

弱気になる

涙もろい 

不安が高まる 

気分が高揚する 

物事に集中できない 

性欲が高まる

性欲が減退する

など

 

〈身体的症状〉

乳房が脹る、痛い

ニキビができやすい  

肌荒れ

化粧ののりが悪い

下腹部が脹る

下腹痛 

腰痛 

頭痛  

頭が重い 

眩暈  

肩凝り 

手足の冷え

など

 

〈消化器系〉

食欲の増進 

食欲の低下  

下痢 

便秘 

食物の嗜好の変化 

など

 

 

下記のページもご参照ください。

 

当院について

https://www.dokutoruyo.com/about/

 

よくある質問

https://www.dokutoruyo.com/faq/

 

お問い合わせはこちら

https://www.dokutoruyo.com/contact/

 

吉祥寺 中医学に基づく 月経前症候群(PMS) 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

2020/02/04
月経周期のお話

女性の月経周期について確認のお話をします。

 

女性の月経周期は月経から排卵までの約2週間と排卵から次の月経までの約2週間に大別されます。

 

前者は卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌される卵胞期と呼ばれ、基礎体温も低温層にあたります。

 

後者の排卵後の黄体ホルモン(プロゲステロン)が盛んに分泌される黄体期では基礎体温が高温層となり、ここで問題となっているPMSの症状が出現するのです。

 

 

自分を苦しめている症状が本当にPMSであるかどうか判断するのは次の3項目です。

1. 思い当たる症状が周期的に現れること。

2. 症状が排卵後の基礎体温が高温層となる黄体期に現れていること。

3. 日常生活に大きく影響を及ぼすほどその症状が深刻であること。

 

コラム『月経前症候群(PMS)』

https://www.dokutoruyo.com/column/cate2/20200202-2342/

 

 

下記のページもご参照ください。

 

当院について

https://www.dokutoruyo.com/about/

 

よくある質問

https://www.dokutoruyo.com/faq/

 

お問い合わせはこちら

https://www.dokutoruyo.com/contact/

 

吉祥寺 中医学に基づく 月経前症候群(PMS) 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

2020/02/05
月経前症候群(PMS)の中医学によるアプローチ

月経前症候群(PMS)、中医学ではこれを、「経前情志失調」(けいぜんじょうししっちょう)と言います。

 

中医学では心、肝、脾という臓器のエネルギーの失調がPMSの起因だと考えられています。

 

これらの失調により、〝心血不足〟〝肝気郁結〟〝痰火上優〟の様な状態を起こしPMSの症状を発生させると考えるのです。

 

「心血不足」(しんけつぶそく)とは思い悩みが多すぎて体の許容量を超え、その為に気血が生産不足になり、経前の体調を崩させ、ブルーな気持ちにさせてしまう事です。

 

「肝気郁結」(かんきうっけつ)とは日頃からストレスを受けやすく、気持ちがいつもウツウツとしていて、そして経前になるとウツウツ感が余計に増す様になり、前胸部や季肋部、下腹が脹る様な症状が出たり、イライラと怒りっぽくなったり、のぼせたり、睡眠がうまくとれなくなる様な状態が起こります。

 

「痰火上優」(たんかじょうゆう)は、体内に常に痰湿(余計な水分)があり、それがある為に気血の流れをスムーズにさせることが出来ず、そして経前になると痰湿が余り余計に滞ってしまい、それが体に熱を及ぼし、体内にこもらせてしまう様になり、情志がその為に乱れ、気分や体調がそこなわれます。

 

 

コラム『月経前症候群(PMS)』

https://www.dokutoruyo.com/column/cate2/20200202-2342/

 

コラム『月経周期のお話』

https://www.dokutoruyo.com/column/cate2/20200204-2354/

 

 

 

下記のページもご参照ください。

 

当院について

https://www.dokutoruyo.com/about/

 

よくある質問

https://www.dokutoruyo.com/faq/

 

お問い合わせはこちら

https://www.dokutoruyo.com/contact/

 

吉祥寺 中医学に基づく 月経前症候群(PMS) 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

 

当院は予約制となります

  • まずはお電話でご相談ください。

  • 0088-221818

診療時間

9:00~
12:00
13:00まで
14:00~
16:30

※ 火曜日・水曜日・木曜日が祝祭日の場合は午前診療となります。
※ 当院は予約制です。

アクセス

〒180-0002
東京都武蔵野市吉祥寺東町1丁目17-10

院内の様子