コラム

2020/01/11
頭痛~楊中医鍼灸院治療体験談28~

東京都三鷹市在住 J.Tさん 女性

 

後頭部から側頭部にかけての凝り感と片頭痛を訴えて当院を受診されました。

 

当院を受診される前は、病院で頭痛薬を頂いていたようですが、なかなか頭痛の症状が改善されなかったそうです。

 

そのうち、薬の量が増し、薬が効かなくなってきたため、不安がつのり、HPで知って当院へ来院されました。

 

受診当初は、毎日のように片頭痛がありました。

また、後頭部から肩・背中にかけても凝りがひどい状態でした。

 

 

その他

・痩せ型

・食欲不振

・時々、臀部から下肢にしびれるような痛みがある

・冷えに弱い

・脈診→弱く遅い

・舌診→淡紫紅

という状態でした。

 

中医学的に診て、エネルギーが不足し、体が冷えている状態でありました。

 

エネルギーが不足していると、体調を整える力が不足するため、薬を服用しても、なかなか症状が改善されにくい場合があります。

 

また、仕事上パソコンをよく使用するため、眼精疲労もあり、そのために肩から背中にかけて凝りが出ていました。

 

 

最初は週2回来ていただきました。

仕事が忙しいため、週末の土曜日と日曜日に治療を受けて頂きました。

 

体全体のエネルギーを補うお手当てと、慢性疲労のお手当てをまずは行ないました。

また、腰回りの筋肉を弛めるお手当てをし、下肢のしびれを改善できるように治療を行ないました。

 

4~5目回の治療をした頃には、腰が軽くなり、臀部から下肢にかけてのしびれは、段々と緩和されていきました。

 

7~8回目には、首・肩・背中の凝りも改善されてきましたが、頭痛のための鎮痛剤はまだ服用されていました。

 

12~13回目あたりから、鎮痛剤の服用を減らせるようになりました。

 

16回目以降からは、週に1回の治療のペースになりました。

 

20回目くらいには、鎮痛剤を服用しなくても済むようになり、治療の間隔も2週間に1度になりました。

 

頭痛がなくなり、今まであった不安感もなくなり、精神的にも前向きな気持ちが持てるようになったそうです。

 

体調も良くなり、冷えも緩和し、体全体に元気が出てきました。

 

何よりも薬を服用しなくてよくなったころが一番うれしかったとおっしゃっていました。

 

 

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当院について

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吉祥寺 中医学に基づく 頭痛 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

2020/01/12
痔~楊中医鍼灸院治療体験談29~

東京都武蔵野市在住 H.Yさん 30代 男性

 

日ごろから食が細く冷えやすいタイプの方でした。

発症の起因は天候が寒くなってきたことで体が冷え、それにより症状が悪化し、痔核が飛び出してきたようです。

 

中医学的診察を行なったところ、脈が遅く、舌の色が淡紫紅でした。

これらの反応は体のエネルギー不足を意味しています。

H.Yさんはもともと食が細いために、中医学でいう『後天の気(飲食物から得るエネルギー)』が不足気味なのです。

そのため、天候が寒くなり体を温めるのにエネルギーを消耗してしまい、症状が出てしまったのです。

 

そして、中医学的な考えでは、気を上に持ち上げる力も不足したために、痔核が出てきたと考えました。

 

H.Yさんの場合、日頃から食が細いことに起因があるようです。

 

中医学では、食の細い方は、「脾胃虚弱」「脾気虚」「脾気下陥(中気下陥)」というタイプに多くみられます。

「脾気下陥」というのは、「脾」の働きが低下していることで、本来、上に昇っていく「気」が上がらずに下がっている状態のことです。このようになると、脱肛や胃下垂、子宮下垂といった「下垂傾向」の症状が出やすくなるのです。

 

H.Yさんは、「気虚」と「脾気下陥」と「瘀血」によって症状が起こっていたと考えられました。

 

 

痔だからといって肛門の周りだけに鍼灸治療を行なうわけではありません。

局所的な治療も行ないますが、頭や手足のツボも使って、全体的にケアを行ないます。

 

下がっているエネルギーを持ち上げるようにしました。また、大腸の働きを改善し、局所の冷えを取り除き、血流の改善を促していきました。

食欲が増すようなお手当ても行ないました。

 

このような治療をしていって、1回目の治療より2回目、2回目より3回目と、治療の回を追うごとに症状が改善し、段々と痔核が小さくなっていきました。

痛みも緩和してきたようです。

 

最初は、立ったり座ったりの動作がつらかったようですが、3回目くらいからは、その動作も楽になり、歩行もしやすくなっていきました。

 

4回目くらいから、正常に戻りつつあり、食欲も出てきて、痔核も上がってきたとのことです。

 

8~9回目には症状はほとんど緩和し、トータル12回の治療で痔の症状がすべて改善しました。

 

その後は、食事の指導を行ない、家庭で定期的に養生の灸を行なって頂いているので、痔の症状は落ち着いているようです。

 

鍼灸治療で痔を治そうというイメージは、なかなか湧かないかもしれません。

しかし、体質判断をしっかりとして、タイプ別のお手当てを行なえば、鍼灸治療はかなり有力なお手当てになると思います。

 

 

 

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吉祥寺 中医学に基づく 痔 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

2020/01/14
過敏性腸症候群~楊中医鍼灸院治療体験談30~

東京都大田区在住 40歳 男性

 

数年来の下痢に悩まされているサラリーマン。

下痢の症状はそうひどくなかったのですが、軟便あるいは下痢が1日に数回あり、特に、脂っぽいものを摂取すると起こりやすいということでした。

 

また、疲れが溜まってきても下痢症状が起こりやすいと自覚していました。

 

色々な病院で検査を受けましたが、器質的な問題はなく、過敏性腸症候群と診断を受けたそうです。

 

体型は痩せ型で、顔色は黄白色、脈は弱く、舌の色は淡紫紅で胖大、歯痕があり裂紋もありました。

 

このようなタイプの方は、中医学的な診断では、「脾虚症状タイプ」と判断いたしました。

 

コンピューター関係の仕事をしており、仕事が忙しく、いつも時間に追われている状態で、精神疲労を感じているとおっしゃっていました。

そのため、眼精疲労も強く、片頭痛なども頻繁に起こるということでした。

 

当院では、脾(消化器系)のエネルギーを補充していくとともに、眼精疲労と片頭痛を和らげるお手当てをしていきました。

 

眼精疲労と片頭痛は、中医学的に考えたとき、「肝」の「気」の流れが停滞しているのと、「肝」の「血」の消耗が起きている状態だと捉えます。

 

「肝」の「気」の停滞が起こると、もともと「脾」のエネルギーが弱いかたは、一層負担がかかります。

そのために、胃腸の働きを上手くコントロールすることが出来ず、下痢・軟便を繰り返すようになってしまったのです。

 

治療のポイントは、

・「肝」の「気」の流れを良くする

・「肝」の「血」を補う

・「脾」の「気」を補う

の3点になります。

 

最初の1~2回の治療では、反応があまり見られなかったのですが、

3~4回目あたりから眼精疲労が抜けてきて、片頭痛も半減してきたとのことでした。

 

6回目あたりから、下痢・軟便の回数が1日1回くらいになり、

8回目あたりから、お通じは型のある便になってきたそうです。

 

眼精疲労もなくなってきて、片頭痛もだいぶ緩和してきたということでした。

 

10回目くらいになると、症状はだいぶ安定して、舌の色も血色が出てきて、淡紅色になり、胖大もなくなりました。

これは、体を引き締めるエネルギーが出てきたということです。

 

そして、裂紋もなくなってきました。

 

「血」が不足すると舌がひび割れ(裂紋)しやすくなります。

これが改善されたということは、「血」も補充されたということです。

 

 

 

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吉祥寺 中医学に基づく 過敏性腸症候群 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

2020/01/15
関節リウマチ~楊中医鍼灸院治療体験談31~

埼玉県在住 60歳 女性

10年くらい前に関節リウマチを発症。

年を追うごとに関節が変形していき、痛みが増してきたそうです。

 

当院を受診される前には、起床時に手指の関節がこわばり、痛みが伴い、非常につらい状態だったそうです。

 

そして、息子さんの友人が当院でアトピー治療を受け、症状が改善されたことを知り、関節リウマチも体質改善の治療を受ければ多少症状も緩和するのではないかと思い、母親に当院の受診を薦め受診される事になりました。

 

最初お見えになった時は、特に手指の関節の症状がひどく、指が曲げづらいため家事を行なうのも非常に困難だとおっしゃっていました。

 

また、膝関節も多少腫れて、手指関節ほどではなかったのですが、痛みが伴っているということでした。

 

 

問診をしたところ、

・水仕事をしたり、朝方に痛みが多い

・痛みは冷えると起こりやすい

・患部をさすったり、入浴後など、体が温まるといくぶん関節が動きやすくなる

・耳鳴りがしやすい

・腰も常に痛い

・トイレが近い

ということでした。

中医学では、このような症状が出るということは、「腎」のエネルギーが不足していると考えます。

この「腎」のエネルギーが不足すると、骨の病も起こりやすくなると考えられています。

 

 

脈診:脈が遅く細い感じ。これは体が冷え、「血」が不足気味だということを表しています。

舌診:痩せて細長く、色は淡紫紅、苔は薄く白く、少々苔の上に水分が多い様な感じ。

これは、体が冷えて水分代謝が良くないという事、また舌が痩せているのは、「血」の不足、色が淡紫紅というのは、「血」の不足と冷えを表しています。

 

問診、脈診、舌診などから総合的に考えた場合、「血虚寒滞経絡」「腎陽不足」という中医学の病証に当てはまりました。

 

 

ですので、「血」を補い、体を温めていき、流れをよくするとともに、「腎」のエネルギーを補充しつつも体を温めてあげる力を体内から出るように治療を行いました。

 

当院が、週2回の通院をすすめたところ、本人の希望で週3回の通院治療を3か月ほど行うことになりました。

最初の2か月はこれといった変化は見られませんでしたが、朝の手指のこわばり感は多少軽減しているような感じはあったようです。

 

3か月目の治療が終えるころには、朝の手指のこわばりがなくなり、手指も動きやすくなり、痛みも軽減してきたので、多少家事がしやすくなってきたとのことでした。

 

4ヶ月目からは、週2回のペースを3ヶ月続けて行きました。

 

この頃から、回数を追うごとに体調も良くなり、冷えも感じなくなってきたそうです。

 

その後、毎年、秋口に撮っている骨のレントゲンを撮影した所 、「毎年少しずつではあった骨の変形が止まっている」と整形外科医に言われたそうです。

 

それでご本人は、「鍼灸治療が効いている」と実感されたそうです。

「通院は大変だったが頑張ったかいがあった」とおっしゃっていました。

 

そして、その年の12月末までは、週二回のペースで通院されましたが、翌年からは症状も安定してきて、手指のこわばりも無く、痛みも出て来ないので、週一のペースで半年通院して頂くことにしました。

 

その後の症状はずっと安定しており、梅雨時も問題なく過ごせました。

7月位から2週間に一度と、通院のペースを更にダウンさせました。

 

そして、その年の秋口の骨のレントゲン検査では 、やはり骨の変形が進んでおらず止まっている状態で、血液検査でもリウマチ因子がマイナスになっていますという嬉しい報告を受けました。

 

その後、もう半年、本人の希望で通院を続けられ、翌年の春に当院の通院生活を卒業されました。

 

この方はトータルで、2年半位通院されました。

 

遠い所を良く頑張って通院されたと思います。

 

そのかいがあってリウマチ因子がマイナスになり、骨の変形が止まっている状態を保つ事ができるようになりました。

 

もちろん、痛みもなくなり、朝方の手指のこわばりも無くなり、家事も出来るようになりました。

 

この方からは毎年、年賀状を頂くのですが、元気で過ごしていて、関節痛は起きていないという報告を受けております。

 

 

関節リウマチは早期発見、早期治療で症状が大幅に改善されます。

早期治療では、症状を和らげるだけでなく病気の進行を止め、将来、骨破壊に至るのを抑えることが可能になり、予後に差が出てきます。

そのため、 西洋医学と中国医学を併用するとより効果が得られると考えます。

 

 

 

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吉祥寺 中医学に基づく 関節リウマチ 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

 

 

2020/01/17
冷え症チェック

□いつも肩が凝りやすい      

□頭痛が起こりやすい

□腰痛や腰のだるさがある

□体力が無く疲れやすい

□イライラしやすい時がある

□普段から下痢しやすい

□足がむくみやすい

□普段の体温が低く目で36℃以下

□暖かい場所に居ても手足が温まらない

□入浴後、湯冷めしやすい

□気分が落ち込みやすい

□トイレが近い

□冬場、膀胱炎になりやすい

□風邪をひきやすい

 

チェック項目が“7個以上”ある方は『冷え症』です。

ご参考に、一度お試し下さいね。

 

 

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