コラム

2020/02/04
月経周期のお話

女性の月経周期について確認のお話をします。

 

女性の月経周期は月経から排卵までの約2週間と排卵から次の月経までの約2週間に大別されます。

 

前者は卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌される卵胞期と呼ばれ、基礎体温も低温層にあたります。

 

後者の排卵後の黄体ホルモン(プロゲステロン)が盛んに分泌される黄体期では基礎体温が高温層となり、ここで問題となっているPMSの症状が出現するのです。

 

 

自分を苦しめている症状が本当にPMSであるかどうか判断するのは次の3項目です。

1. 思い当たる症状が周期的に現れること。

2. 症状が排卵後の基礎体温が高温層となる黄体期に現れていること。

3. 日常生活に大きく影響を及ぼすほどその症状が深刻であること。

 

コラム『月経前症候群(PMS)』

https://www.dokutoruyo.com/column/cate2/20200202-2342/

 

 

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吉祥寺 中医学に基づく 月経前症候群(PMS) 治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

2020/02/05
月経前症候群(PMS)の中医学によるアプローチ

月経前症候群(PMS)、中医学ではこれを、「経前情志失調」(けいぜんじょうししっちょう)と言います。

 

中医学では心、肝、脾という臓器のエネルギーの失調がPMSの起因だと考えられています。

 

これらの失調により、〝心血不足〟〝肝気郁結〟〝痰火上優〟の様な状態を起こしPMSの症状を発生させると考えるのです。

 

「心血不足」(しんけつぶそく)とは思い悩みが多すぎて体の許容量を超え、その為に気血が生産不足になり、経前の体調を崩させ、ブルーな気持ちにさせてしまう事です。

 

「肝気郁結」(かんきうっけつ)とは日頃からストレスを受けやすく、気持ちがいつもウツウツとしていて、そして経前になるとウツウツ感が余計に増す様になり、前胸部や季肋部、下腹が脹る様な症状が出たり、イライラと怒りっぽくなったり、のぼせたり、睡眠がうまくとれなくなる様な状態が起こります。

 

「痰火上優」(たんかじょうゆう)は、体内に常に痰湿(余計な水分)があり、それがある為に気血の流れをスムーズにさせることが出来ず、そして経前になると痰湿が余り余計に滞ってしまい、それが体に熱を及ぼし、体内にこもらせてしまう様になり、情志がその為に乱れ、気分や体調がそこなわれます。

 

 

コラム『月経前症候群(PMS)』

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2020/02/07
月経前症候群(PMS)のセルフケア

PMSをコントロールするには、「食生活の改善」、「運動の習慣」など、〝ストレス解消の工夫〟をすることが大切です。

 

また、月経周期、基礎体温、症状の度合いなど、毎日の記録から自分のリズムを知る事も重要です。

 

大切なのはあやふやな記憶に頼らず毎日つけることです。

 

3周期続けると「PMSだと思っていたが別の原因だった」など、自分の症状が何であるか浮かびあがってくるでしょう。

 

そして、PMSのセルフケアを考える場合、見直すべきは「食生活」です。

 

体を作るために必要なたんぱく質にカルシウム、体の調子を整えるビタミンやミネラル類、元気で過ごす為の糖質や脂質エネルギー。

この六つの栄養素をバランスよく摂取するのが基本です。

 

いつの間にか、少しずつのバランスの崩れが毎月のPMS症状を悪化させる原因になっていたのです。

 

また、月経前になると甘いものやカフェイン、水分が欲しくなるという傾向に気づいていらっしゃる人はいませんか?

 

その食品がPMSの症状を増しているかもしれないのです。

PMSの症状を確実に悪くしていると分かっているのは〝塩分〟や〝脂肪分の多いもの〟、〝砂糖〟や〝カフェイン〟などです。

 

できれば、これらのものは控えましょう。

 

そしてPMSの軽減に効果があるとされる食事に切り替えてみましょう。

その食品とは、黄色野菜、季節の果物、オリーブ油、ごま油、味噌や豆腐、納豆などの大豆製品、昆布やわかめ、ひじきなどの海藻類、ごま、アーモンドなどです。

 

これらはビタミンB6を多く含んでいるので積極的に取るよう心掛けましょう。

 

なぜならば、このビタミンB6の欠乏がPMSの原因とも言われているからです。

 

ビタミンB6を多く含む食品は、この他にも、玄米、鶏肉、いわし、かつお、さけ、さば、大豆などがあります。

 

このような食生活を一度試してみて下さい。

 

そして、睡眠をよく取ることも大切ですね。

 

運動はPMSの不快症状を解消し、月経前のイライラなども静めます。

 

運動を習慣にすることはPMSのセルフケアでも比較的大切な項目です。

 

特に月経1~2週間前はPMSの現れやすい時期でもあるので意識して運動量を増やしてみましょう。

 

ウォーキングやジョギング、テニスなどの全身運動には体の充血の改善、また背中や腹部の筋肉を強くしますので腰痛、腹痛予防に効果的です。

 

そして、水分貯蓄や浮腫の解消、浄化作用で便秘の改善にもつながります。

 

 

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2020/02/08
月経前症候群(PMS)にオススメのツボ

PMSでお困りの方は、一度鍼灸治療の受診を考えてみてはいかがでしょう?

タイプ別診断は抜きとして、対症療法として、下記のツボへ家庭灸を行なえば、多少PMSが楽に過ごせるかと思いますので、ご参考までにどうぞ。

 

【関 元】

ヘソから手指を横にして指4本分下。下腹を温める効果があります。

 

【三陰交】

足の内くるぶしから手指を横にして指4本分下。血流を良くする効果があります。

 

【太 衝】

足の親指と示指の間をすり上げて止まる所 。憂うつな気分を改善、リラックス効果があります。

 

 

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2020/02/09
月経前症候群(PMS)~楊中医鍼灸院治療体験談35~

28歳 女性 会社員

 

生理前になると情緒が乱れやすく緊張し気持ちが不安定となり、前胸部に何か物が詰まったような、イライラするような感じがあったそう。

 

特に、当院へ受診する3年位前から症状が重くなったような気がするとのことでした。

 

初潮は15歳で、生理の期間は5~7日間、周期は25~28日で、血量は多く、色は暗紫紅、血塊はなし、生理前4~5日になると、気持ちがソワソワ、イライラし、頭痛や乳房脹痛があり、口が乾燥し苦い感じもあり、睡眠も浅く、多夢傾向であるとのことでした。

 

舌質は舌尖、苔薄白、脈細数。

 

 

この方のタイプは「肝鬱化火」(かんうつかか)になります。

 

「肝郁化火」とは、情緒の不安定により肝の気がスムーズに流れず、渋滞を起こし、そのために、イライラしたり、乳房が張るといった症状がでてきます。

 

また、イライラが長く続くことにより、睡眠も上手く取れず、夢ばかりを見てしまう傾向にあります。

 

治療は肝の気の流れをスムーズにし、リラックスできる状態にしてあげました。

 

肝の気の渋滞が改善されれば、おのずと乳房の張りが改善されていきます。

 

なぜなら、肝の気が流れるルートは乳房を通っているからです。

 

この方には生理の前、約2週間の時に3~4回治療を受けていただくことにしました。

 

これを3ヶ月間続けていただき、その結果、1ヶ月目より2ヶ月目、2ヶ月目より3ヶ月、回を重ねて行くうちに段々と症状が緩和していき、4ヶ月目にはほとんどの症状がなくなりました。

 

そして、毎月生理のくる2週間前になるべく家庭灸をされることをすすめ、行っていただきました。

 

このように予防と手当てを兼ね合わせ、PMSの症状が出ないようにしました。

食事の仕方も指導させて頂きました。

 

この方は今も時々、当院へ体のケアのために来院していますが、PMの症状ははほとんど出なくなっていらっしゃいます。

 

 

 

コラム『月経前症候群(PMS)』

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コラム『月経前症候群(PMS)にオススメのツボ』

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