コラム

2019/10/18
秋は冬に備えて温かく。

気温が下がってきて秋の気配が感じられるようになってきました。

 

秋には、梨や柿を食べる方も多いのではないでしょうか。

 

これらは体を潤す働きがあるため、乾燥してくるこの季節にピッタリの果物と言えるでしょう。

 

しかし、適度に食べる分にはいいのですが、食べ過ぎてしまうと体を冷やしてしまいます。美味しいからといってあまり食べ過ぎないよう気をつけましょう。

 

 

オススメの飲み物

梅醤番茶

体を温める働きがあります。また胃腸を整える働きがあるので秋にオススメのお茶です。

 

作り方

梅干し(1個分をよくつぶす)+醤油(大さじ1)+しょうがのしぼり汁(2滴)に番茶を注ぎよくかき混ぜて出来上がり。※分量は、味の混みで変更してください。

 

吉祥寺 中医学に基づく 体質改善

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

2019/10/19
食欲の秋は胃腸を大切に。

秋は夏の疲労を回復させ、冬の寒さに備えていく季節です。

 

夏の疲労を回復させるには、胃腸を整えることが大切です。

 

食欲の秋とは言われますが、食べ過ぎには注意し、消化の悪いものは避けましょう。

また、冷たいものも体を冷やしてしまいますので控えるようにしましょう。

 

秋は乾燥し始める時期ですが、長雨で湿度が高い日もあります。

うまく加湿や除湿をして体に負担のないよう過ごすとよいでしょう。

東洋医学では胃腸の状態が良くないと湿度の影響を受けやすくなりますので、やはり胃腸を整えることは大切といえるでしょう。

 

 

オススメの食べ物

さんま

胃腸を整え疲労を回復する働きがあります。美肌効果も期待できます。

 

吉祥寺 中医学に基づく 体質改善

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

2019/10/20
秋の乾燥対策に。

秋になり乾燥してくる季節になりました。

 

気候の変化は自然界にとって必要なものですが、時として人体に悪影響を及ぼしてしまいます。東洋医学では、体に悪影響を与える気候の変化を「外邪」といいます。

 

「外邪」には、湿邪、寒邪、暑邪、燥邪などがあります。湿度によるものを湿邪、寒さによるものを寒邪といい、乾燥によるものを燥邪といいます。

 

秋から冬にかけて、肌や唇、ノド、髪の毛などが乾燥して、痒みやノドの痛み、髪のパサつきなどの症状が出やすくなります。これは燥邪による影響と考えられます。

 

保湿をしたり、体が潤う食べものを食べたり乾燥対策をこまめにするようにしましょう。

 

オススメの食べ物

乾燥した体を潤す働きがあります。梨は体を冷やしてしまいますので、体が冷えている方はシナモンや生姜と一緒に煮て食べるようにしましょう。梨の冷やす効果が弱まります。

 

吉祥寺 中医学に基づく 体質改善

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

2019/10/22
逆子治療①~楊中医鍼灸院治療体験談8~

逆子治療に関しての体験談をお伝えする前に、今回は、逆子治療を行なうのに良い時期をお話ししたいと思います。

 

 

逆子とは、胎位の不正を意味します。

妊婦自身には、自覚症状がありませんので、だいたいが検診によって発覚します。

一般的には、経産婦に発生するケースが多いようです。

あるいは、腹壁がゆるい方も発生しやすいようです。

 

 

鍼灸治療を受けるのにベストなタイミングは、だいたい妊娠27週~30週です。

28週~29週は胎児自体がまだ小さいので、妊婦さんに特定のツボを鍼灸刺激してあげると、反応の良い方であれば1回で胎児の胎動を感じられます。

 

当院の臨床経験では、このような場合、平均で2~5回の治療で胎児の胎位が戻ります。

逆に、30週を越えてしまいますと、胎児が成長してしまうので、刺激を与えても胎動しづらくなってきますし、胎位が戻る確率も低下してしまいます。

 

 

また、早めの26~27週でお手当てをすると胎児が小さいので、まら逆子に戻ってしまう可能性もあります。

そして、胎位が戻らず帝王切開になってしまうことがあるのです。

 

なるべくなら、自然分娩が良いと考えております。

したがって、鍼灸治療を受けるのであれば、妊娠28~30週の間に受けることをオススメいたします。

 

逆子で悩まれていて、逆子体操などで胎位が正常に戻らない場合は、一度鍼灸を検討してみてください。

 

 

吉祥寺 中医学に基づく 逆子治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

2019/10/23
逆子治療②~楊中医鍼灸院治療体験談9~

逆子治療に一番良い時期は、28~30週くらいとされています。

なぜなら、28~30週というのは、胎児がまだ成長段階で大きくないため、逆子矯正がしやすいのです。

しかし、30週を越えていても逆子治療を受けることは可能です。

人によって胎児の成長がゆっくりの方もいます。胎児の重さが2500g以下で、羊水に容量があれば、多少困難ではありますが、鍼灸による逆子治療を試してみる価値があります。

 

当院では過去に36週目の逆子矯正を成功させた例があります。

ただし、35週を越えての逆子治療は、胎児の体重が2500g以上ある場合や、羊水量と母体の骨盤の大小によっては、難しくなります。

 

人によって胎児の成長が違うため、鍼灸刺激を母体に行なうと、胎児の激しい胎動(正常位に戻ろうとしている動作)が起こり、気分を悪くしてしまう方もいます。

それは、激しい胎動により、胃などの内臓を押し上げてしまうからです。

 

治療を受けているときはあまり胎動がなく、家に戻ってから胎動が始まる方もいます。

反応はまちまちですが、治療中に胎動があることの方が多いようです。

 

鍼灸刺激により、子宮の方が収縮運動を起こす場合もあります。それにより、多少下腹部に不快感を覚える方もいます。

しかし、その症状が胎児に影響を及ぼすことは、当院の過去の臨床経験から言って、まずないと思います。

 

 

当院が逆子治療をオススメするのは、お産はなるべく自然分娩で行なって欲しいと思っているからです。

 

中医学では、腹部の正中線には色々な生命エネルギーを蓄えているツボがある、と考えられています。

また、「へその緒」は、胎児に栄養素を供給しているという意味で非常に大事に部分です。

 

しかし、帝王切開で、その部分を切開してしまうということは、生命エネルギーの消耗につながると考えているのです。

 

お産は、新しい生命を産むということで、ただでさえ、母体自身にもかなり負担がかかる一大イベントです。

 

母親は、産んだら終わりではなく、産後に育児にも体力がいるのです。

 

当院は、決して帝王切開が良くないと申しているのではありません。しかし、行わなくても済むのならば、行わないほうが良いのではないかと思うのです。

 

 

34週目で逆子治療を受けに当院を受診された方のお話をしたいと思います。

 

この方は、産婦人科で帝王切開が必要だと診断されたのですが、「帝王切開は嫌だ。できるだけ最後まで自然分娩で。」という思いがあったため、色々と探し、当院を受診されました。

 

中医学的にタイプ別の治療を行ないました。この方は、「気」が不足しているタイプでしたので、「気」を補う治療をして、結果、良い反応がありました。(36週目で自然分娩)

また、この方は当院の治療だけでなく、家庭でのお灸を継続していただきました。ツボは当院に治療に来た際にお伝えした場所に行なっていただきました。

 

このように、「どうしても帝王切開は嫌だ」とお考えの方は、この方のように鍼灸治療を選択してみるのも一つの方法かと思います。

必ずしも、鍼灸だけで対応ができるとは言えませんが、できるだけ自然分娩をしたいという方は、諦めずに試してみるのも良いのではないでしょうか。

 

 

 

吉祥寺 中医学に基づく 逆子治療

鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院

 

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