コラム
- 2019/09/06
- 卵巣機能の加齢に対して、「時間がない」と高度な治療を勧められることに関して。
西洋医学では、女性の卵巣機能の加齢によるタイムリミットがあるので、早く高度な治療(体外受精や顕微鏡受精)へと進んでいきましょうと勧められます。
進む前に皆さんに一度考えて頂きたいことがございます。
内部環境をそのままに、高度な医療を行ったからといって、着床率が上がるのでしょうか。
検査を行なって器質的に問題がなく原因がハッキリしていない場合や、
卵巣機能が年齢以上で機能低下が生じている不妊症は、
ご自身の生殖器系の機能低下、体の内部環境が整っていないために着床率が上がりません。
高度医療を行えば、体の内部環境が変わり底上げされて着床率が上がるものでしょうか。
残念ながら、高度医療は内部環境を整えるために行なっているわけではございません。
では、内部環境を整えると何が変わっていくでしょうか。
・生理の経血量が増える(→内膜が厚くなった証)
・経血に血塊が混じらなくなった(→冷えが抜けたり、血行が促進されている)
・生理の周期が安定してきた(→女性ホルモン分泌の安定、または、ストレスが軽減され精神状態が落ち着いてきた)
・低温期から高温期へ上がる勢いがつき、2日位で上昇する(→黄体ホルモン分泌の安定)
・排卵期前の帯下のネバリが10cm程伸びるようになる(→冷えの改善、または、卵巣機能の働きが改善されてきている証)
上記のような部分が整っていなければ、内部環境が良いとはいえないでしょう。
もともと、不妊症というのは、器質的な問題がない場合は、病気ではなく、内部環境が整っていないことで着床する力が足りないことが起因となっております。(中医学的にみて)
「急がば回れ」
時間があまりないからこそ内部環境の改善を取り入れる必要があるのではないでしょうか。
当院の不妊症の治療に関しては下記を参考にしてください。
https://www.dokutoruyo.com/woman/
中医学(東洋医学)による体質無料相談も行っております。詳しくは下記を参考にしてみて下さい。
https://www.dokutoruyo.com/column/cate6/20190828-1327/
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吉祥寺 中医学に基づく 不妊治療
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2019/09/07
- とても痩せていて、虚弱体質でも妊娠できる?
極端に痩せている場合、月経周期が正常かどうか、チェックが必要です。
中医学からみると、極端に痩せているということは、気血などのエネルギーが不足している状態にあると考えます。(ただし、太っている方が気血が充実しているかといえば、必ずしもそうではなく、中には足りていない方も。)
女性の生殖機能は、体脂肪率と密接な関係があります。
体脂肪率が極端に低下していると17%未満で月経が止まってしまうこともあります。
また、見た目や体重には問題がなくても、過激な運動を行っている場合、筋肉はあっても体脂肪率が極端に低い、ということもあります。
女性は、1ヵ月の間に自分の体重の1割以上の減少があると月経が止まる可能性があります。
自己流のダイエットによって必要な栄養が取れず、気血が不足し、「腎」にまで影響が及ぶと、生殖能力に影響が出ることも。
ただ単に痩せていて、月経も順調であれば特に心配はいりませんが、妊娠を維持するにも産後の授乳や子育てにもある程度の体力が必要です。
極端に食が細い人、あるいは食べていても太れない人、痩せすぎの人、冷えやめまいなどの症状が現れている人などは、まず、胃腸の消化や吸収率を高め、体に必要なエネルギーである気血を充実させて、妊娠に備えるのもいい方法です。
もし、痩せていて月経周期にも問題がある場合には対処が必要です。
まずは、婦人科で検査を受けて原因を見極めることが大切です。
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吉祥寺 中医学に基づく 不妊治療
鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2019/09/08
- おりものの状態と妊娠のしやすさ
排卵期のおりものの状態は、卵胞の発育や女性ホルモンの状態を知る、大きな目安となります。
女性の生殖能力とおりものには、深い関係があります。
特に重要なのが、排卵期のおりものの状態と、持続日数。
排卵日が近づくと、おりものは卵の白身の様に透明で粘りの強いものに変わっていきます。
膣を潤わせ、精子を受け入れやすくする、という役目があり、卵胞の発育や女性ホルモンの状態を知る目安にもなります。
排卵期のおりものの量が少なかったり、持続日数が短かったりするのは、卵胞の発育に問題がある可能性があります。
このような場合は、妊娠しづらいことが分かっております。
排卵期のおりものの持続日数は、人によって、あるいは、季節や体調によって異なります。
大体、月経の持続日数と同じくらいであれば、卵胞の発育や排卵に大きな問題は、一般的にはないです。
妊娠のために性交を持つのであれば、おりものの多いタイミングを狙うと良いかも知れません。
排卵期以外でのおりものは、白色、薄黄色のものが少量あるのが普通であります。
1日に下着やおりものシートを、何度も取り換えなければならないほど、おりものの量が多い場合は、痰湿と呼ばれる、体の余分な水分が多くなっていることが考えられます。
水っぽいおりものが大量に続くときには、体が冷えに傾いて、妊娠しにくい状態になっていることもあります。
なお、色やニオイが急に変わり、黄色いおりものが大量に出る、ニオイがきつくチーズのようなおりものがある場合は、性感染症などの病気を疑い、早めに婦人科の受診を受けたほうが良いです。
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鍼灸・吸玉(カッピング)療法専門 楊中医鍼灸院
- 2019/09/10
- ストレスは不妊症の原因に?
ストレスによる感情の乱れは、月経周期に大きな影響を与えることがあります。
中医学の考えでは、ひとの「喜・怒・思・悲・恐・驚」という感情が激しすぎると、メンタル面に負担がかかり、体にさまざまな影響を及ぼすと考えられています。
どの感情も、本来は適度にあってよく、バランスが取れて入れば、体に良い刺激を与えます。
しかし、ある感情がひとつでも過剰になったりすると、体に何かしらの問題が起こる可能性があります。
特に影響を受けやすいのは、「気」と「血」です。(「気」は体のエネルギーで、「血」は妊娠とも深く関係しています。)
「気」「血」の巡りが悪くなると、ホルモンのバランスが崩れて、月経のリズムが乱れ、排卵障害が起こって、不妊症へとつながることが多いのです。
例えば、失恋などの大きなショックから月経が止まってしまうケース、ストレスの多い職場に勤めていたら月経不順になってしまったというようなケースの場合、感情のバランスの乱れから体の変化が起こったといえます。
このような場合、ストレスの原因を取り除くことも必要ですが、同時に「気」「血」の巡りを整えて、月経周期を元の状態に戻すことが大切です。
中医学では、「気」「血」の巡りをコントロールする機能を持っているのは、五臓のうち「肝」となります。
「肝」を正常な状態に戻し、「気」「血」の巡りを整える、「肝」の「気」のエネルギーを伸びやかに流せるようにし、活血といって、「血」の巡りの勢いをつけてあげる治療を行い、
そして月経のリズムを整え、元の周期に戻してあげます。
なお、「気」「血」を順調に巡らせる「肝」の機能が乱れている時には、月経周期の問題が起こるだけではなく、月経前になると、乳房が痛むほど張ったり、ちょっとしたことでイライラしたり、怒りっぽくなる、憂うつになる、ため息が多い、お腹が張りやすい、ガスが溜まりやすい、ゲップが多いなどの症状が現れやすいです。
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- 2019/09/11
- 月経前の胸の張り
月経前になると乳房が張り、下着が当たるだけでも激しく痛む場合や、低温期から張り始める場合は、不妊症の一因になる場合があります。
もともと、「気」が伸び伸びと巡っているのは、月経という排泄が終わったあとの一週間。逆に、「気」の巡りが悪くなりやすいのは、月経2~3日前です。
このときに、「気」とともに「血」が滞ります。
「気」の巡りが悪くなりやすい月経前に、乳房の張りや痛みが、軽く起こるのは特に異常なことではありません。月経のリズムが正常である証拠ともいえます。
逆に、乳房の張りを全く感じない場合は、ホルモンのレベルが低い可能性があります。
ただ、卵胞の成長や排卵に影響を与える低温期から、胸の張りや痛みが起こり、高温期になると、更にひどくなって激しく痛むような場合、「気」の巡りを調節する「肝」の「気」がスムーズに流れなくなり、「肝気うっ滞」という状態になってしまったと考えます。
「肝気うっ滞」というのは、「気」が渋滞を起こし、流れが悪くなっている状態のことです。
「気詰まり」とも言えます。
気詰まり状態になると、皮膚表面が過敏になり、乳房が強く張り、過敏反応を起こすので、痛みが起こるのであります。
乳房の張りや痛みは、不妊症の原因のひとつと言われている、高プロラクチン血症や乳腺症などと関係している可能性もありますので、一度検査を受けたほうが良いでしょう。
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