コラム
- 2019/03/11
- 【内科疾患】しゃっくりについて
しゃっくりについての話
しゃっくりとは、横隔膜(胸部と腹部を隔てる筋肉の壁)の間代性の痙攣により、気管内に急激に空気が吸い込まれ、声帯筋が収縮して「ひっく」という音が繰り返されるものです。一過性のものがほとんどで、数分~数時間で消失します。
☆ なぜおこるの?
胎児は母親の胎内にいるときに、しゃっくりをするといわれます。
妊娠時にエコーを取ると、胎児がしゃっくりをしていることがあるのです。この原因ははっきりと解明されていませんが、胎児は羊水に包まれていて、羊水を飲んだり、その中で排泄をしているため、排泄物が口や鼻から喉に入ってしまうと外に吐き出そうとしゃっくりをすると考えられています。
赤ちゃんがしゃっくりをするのは、まだ呼吸に慣れていなかったり、母乳やミルクを飲む時に空気も一緒に吸い込んでしまい、食道や胃に入った空気を外に出すために横隔膜が痙攣してしゃっくりがおこると言われています。新生児の場合生まれて3か月までは、心拍数が大人の3倍もあるので、痙攣も細かく、しゃっくりの間隔も短いことが多いようです。おむつが濡れているときはそれが刺激となることもあるので、取り替えてあげるとよいでしょう。
成人のしゃっくりに関して、その原因は、暴飲暴食による胃の過進展・アルコールの過剰摂取・過度の喫煙や精神的因子が多いと言われています。
通常であれば、数分間続いた後おさまりますが、数時間以上も難治性しゃっくりでは、長期(1~2年)にわたることがあり、このような場合、うつ状態・食欲不振・睡眠障害・体重減少・栄養障害などを伴い、重篤な身体障害を来たすことがあります。
☆ どうしたらよいの?
数分~数十分で治まるような「しゃっくり」は心配することはありませんが、長時間続くようであれば、できるだけ早く原因を突き止める必要があります。まれに、手術や腹部の疾患による横隔膜の直接刺激・アルコールや脳腫瘍などによる中枢神経刺激・気管支、肺炎による末梢神経刺激が原因となる場合があるからです。
☆ しゃっくりをとめるには?
色々な言い伝えがありますが、いずれも、刺激により横隔膜の痙攣を治める、また気持ちを落ち着けて横隔膜の過剰な働きを緩めるなどの効果 を期待したものです。
〈 中医学からみるしゃっくり〉
医学用語でしゃっくりは「吃逆(きつぎゃく)」「えつ」といい、中医学では「あく逆」とも称します。
吃逆は、胃気の上逆によって、横隔膜が刺激され痙攣をおこすと考えられています。
人間の体は、それぞれの臓器や組織がお互いに強調し、バランスを保つことによって形成されています。1つの臓器は自らの役割を果 たすのみにとどまらず、他の臓器とも繋がりをもち、協力して機能を果 たすのです。
そのため、どこか1つの臓器に問題が発生すれば、他の臓器にも影響を及ぼします。
中医学では、問題のある臓器に対する治療だけではなく、影響を受けている臓器、また、影響を及ぼした臓器に対しても治療を行い、崩れた体のバランスを整え病気を治していきます。そのためには、まず健康(中庸)な臓腑の働きを学び、どうして病気になったのか、臓腑が邪に犯されるとどうなるかなど、基本的な考えをよく理解することが大切です。
西洋医学でいう臓器と、中医学でいう臓腑には、少し違いがあります。
中医学でいう臓腑には、
〔五臓〕肝・心・脾・肺・腎
〔六腑〕胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦
〔奇恒の腑〕脳・髄・骨・脈・胆・女子胞
があります。
臓は気・血・津液(生命活動を維持し、人体を構成する基本物質)などを化生したり、貯える働きをもちます。
腑は、飲食物を運搬したり、伝導、排泄する働きをもちます。
奇恒の腑は、形は腑に似ていますが、一方でその性質や働きが臓にも似ているので、奇恒(異常な)の腑と呼ばれています。
この中で吃逆と最も関係が深い臓腑は、胃になるので、その機能を詳しくみていきましょう。
○ 胃
先ほど述べたように、胃は六腑に分類されます。
この六腑というのは、水穀(飲食物)を消化して、身体に有益な物質である水穀の精微と、不要な物質である糟粕(カス)との分け、水穀の精微を五臓に受け渡し、糟粕を大小便に変えて排泄を行う臓器です。受け渡された水穀の精微から、五臓が気・血・津液を生成します。
六腑は三焦(形は無く、各臓腑の機能を統括し、水液や原気を中心とした諸気を運行させる通 路)を除くと、みな一つに連なった中空の器官になっていて、その中に有形の水穀を通 過させやすくなっています。そのため、六腑の病症の多くは、水穀が下降せずに、詰まったり、逆流する事によってあらわれてきます。(便秘・嘔吐・ゲップなど)
次に、各腑の働きを詳しく見てみましょう。
六腑のうち、口から吸収された水穀が最初に運ばれる臓器が胃です。
胃は水穀を受け入れ(受納)、消化し(腐熟)、消化物を下方の臓器に渡す(和降)という三つの働きをします。
小腸は、胃の下にある臓器で、胃で消化された水穀を人体に有益な水穀の精微(清)と、不要な糟粕(濁)とに分類します。そして、清を脾に、濁を水分とそうでないものに分けて、それぞれ膀胱と大腸に運びます。
また、胆は肝で生成された胆汁を小腸に分泌して、消化を助けていきます。
このようにして獲得された水穀の精微が、人体にとって欠かす事の出来ない気・血・津液の生成材料になるのです。
では、ここから本題の胃の生理作用に入りましょう。
六腑に分類される胃は、五臓に分類される脾と表裏関係にあります。、
主な役割は、飲食物の初歩的な消化を行い、小腸に送ることです。
○胃の生理作用○
1.胃は腐熟を主る。
口から入った飲食物は、まず初めに胃で受け入れられ(受納)、ドロドロの粥状態に変化します。この働きを「胃は腐熟を主る」といいます。
この胃の働きの失調は、上腹部の張り、悪心、嘔吐、食欲不振などの症状としてあらわれます。
2.胃は降を以って順となす
胃には腐熟し終わった飲食物を、一つ残らず小腸に送り出す働きがあります。このことは、飲食物を下に降ろすことでもあるので、「胃は降を以って順となす」といいます。
この働きの失調は、上腹部のもたれ、悪心、嘔吐などの症状としてあらわれます。
胃はその働きから、「水穀の海」ともよばれます。そしてこの胃を始め、六腑が協力して行う消化・吸収の働きを統括しているのが五臓のうちの「脾」です。脾は飲食物を消化することにより得られた水穀の精微を運搬し(運化)、気・血・津液(生命活動を維持し、人体を構成する基本物質)を化生する大切な役割を持っています。脾は運化を主り、胃は脾の管理のもと、受納・腐熟・和降を主るのです。これは、臓腑の主従関係の現れですが、脾と胃には、また別 の興味深い関係が存在しています。
その一つが、脾気と胃気の運動性です。脾気は昇清(飲食物の中から得られた清を、肺に持ち上げるなどの働き)という上昇方向への運動性を示すのに対し、胃気は和降を主り、消化物を下方にある小腸に運ぶ下降方向への運動性を示します。
また、脾は「燥を喜び、湿を悪む」のに対し、胃は「潤を喜び、燥を悪む」性質を持ちます。これは、胃は飲食物を通 過させる中空器官であり、もし飲食物が乾燥しすぎると、詰まって下降しなくなるので、潤いが必要だと考えるのです。これに対し、脾は水液の運化や昇清を主るので、水液が多すぎると運び切れなかったり、清い津液を化生できないために、脾は湿潤を嫌うと考えたのだと言われます。
以上のように脾胃は、昇降・燥湿など相互に相対した作用によって、消化活動を主るのです。
このように正常であれば下降するべき胃気が、何らかの影響をうけて上逆することを「胃気上逆」といいます。
これが吃逆を引き起こすのです。
次に、胃気上逆をおこす原因、その特徴とともに中医学での治療法を見てみましょう。
◎ 弁証〔胃寒〕
○ 起因
生もの、冷たいものの過食・飲食の不摂生、または腹部が寒冷刺激を受けることにより、寒邪が胃に侵入する。 寒邪が胃を犯すと、陽気が損傷され寒凝気滞となり、これにより胃は和降を失い、胃気上逆となる
○ 主症
しゃっくりの音が低くゆっくり・温めると軽減・心か部の冷感・膨張感
○ 兼症
口渇なし、味覚正常、食欲不振、小便は透明で量が多い、水楊の下痢
○ 舌診:白潤苔
○ 脈診:遅緩
○ 治則:温中 和胃降逆
○ 配穴:共通〈中かん・内関・足三里・胃ゆ・かくゆ〉・梁門・公孫
◎ 弁証〔胃火〕
○ 起因
辛いものの過食など飲食の不摂生により火を生じ、胃熱が亢進される。
胃は潤を喜び、燥を悪むので、胃火が気・津液を損傷すると、胃の潤降の機能が失われ、胃気が上逆する。
○ 主症
しゃっくりの音が大きくてよく響く・激しく上逆して出る・冷たいものを好む
○ 兼症
口臭、口渇、顔色が赤い、小便は少なく濃い、便秘
○ 舌診:黄苔
○ 脈診:滑数
○ 治則:清熱 和胃降逆
○ 配穴:共通・陰谷・内庭
◎ 弁証〔肝気上逆〕
○ 起因
精神的な抑うつや怒りで肝気が火に変化して上逆する。肝とは、五臓のうちの一つで、全身の気を順調にめぐらせ、精神状態を安定させる機能を持っている。ストレスなどによりこの疏せつの働きが失調すると、気の流れが停滞し肝気鬱結を現し、さらには化火する。
○ 主症
しゃっくりが連続する・ストレスを感じることにより症状が悪化する
○ 兼症
あい気(ゲップ)、胸悶、心か部のつかえ感、膨満感
○ 舌診:薄白苔
○ 脈診:弦
○ 治則:疏肝 和胃降逆
○ 配穴:共通・太衝(しゃ法)
◎ 弁証〔脾胃陽虚〕
○ 起因
過労や慢性疾患により脾気を消耗し、運化機能が損なわれることにより、水穀・水液の運搬が悪くなる。これにより生じた痰濁(水液の代謝障害によって形成され、人体の局部に貯留した異常な水分)がさらに正常な脾胃の機能を妨げ、寒冷症状及び、胃気上逆をおこす。
○ 主症
しゃっくりの音が低くて弱い。続けては出ない。
○ 兼症
手足が冷える、食欲不振、倦怠感、食後膨張感、痰や涎を吐く
○ 舌診:はん大、淡
○ 脈診:細、あるいは濡
○ 治則:益気 和胃降逆
○ 配穴:共通・気海・三陰交(補法・灸法)
◎ 弁証〔胃陰虚・胃陰不足〕
○ 起因
胃が滋潤能力を失調し、降濁作用の低下(胃失和降)によっておこる。
これは胃熱症、湿熱症の後期などで、気機が鬱滞、化火して陰液を灼損したり、胃陰が虚して咽喉部や腸を潤せないことによる。
○ 主症
しゃっくりの音が早く続けて出ない。
○ 兼症
口渇、舌の乾燥、煩渇、るいそう、頬が赤い、胃の灼熱感、空腹感はあるが食べたくない、便秘
○ 舌診:ほう、または紅。苔が少ない
○ 脈診:細数
○ 治則:滋陰 和胃降逆
○ 配穴:共通・太けい・照海・廉泉(補法)
※ 足三里は胃経の合穴であり気逆を止める効果が期待されます。補法では健胃益気、しゃ法では清熱和胃をはかります。
※ 足三里・中かんは、水湿運化に大切な処方穴です。
※ 公孫は脾経の絡穴であり、別支が胃経を走り、また衝脈に通じているので、同穴を取ると健脾和胃・理中降逆が可能となります。
手術後や神経疾患などの重篤な場合でなく、頻繁にしゃっくりが出やすいときは、まず食生活を見直してみて下さい。
冷たいもの、辛いものなどを取り過ぎていませんか?食事時間が深夜になっていませんか?また、アルコールを取り過ぎていませんか?
これらはいずれも、胃気の正常な働きを妨げ、しゃっくりを始め、身体に様様な影響を与える原因となるので、改善が必要です。
お刺身や生野菜、ジュース、ビール、香辛料などは控えましょう。
そして、特にストレスを感じやすい方は、気の巡りが滞りやすいので、気分転換に散歩を取り入れたり、ヨガやストレッチで体をほぐすことをお勧めいたします。また、ゆずなどの柑橘類やジャスミンティーなども気の巡りを良くするので、どうぞお試しください。
ご質問等ございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
- 2019/03/11
- 【内科疾患】ストレスについて
ストレスが起因で起こる症状と病気
今、世の中ではストレスが蔓延しており、ストレスによる症状で心療内科を受診される方が非常に増している状況になっております。
個人的に考えるには、皆様体の許容量を超え仕事をしている状況下に置かれているのと、体への手当てが足りないかと思います。
また、人間は機械と違い感情を持っています、デリケートな生き物である事忘れては成らないかと思います。忙しい世の中らこそ、自分自身の空白の時間、余暇の時間を保たなければならないのではないでしょうか?それが足りないが為に、体も心もオーバヒートを起こしてしまい体も心も余裕が無くなり体の不具合が沢山出てきているのでしょう。
ちなみに、理論上ストレスを中医学(東洋医学)では、どの様に捉え認識しているか?
中医学(東洋医学)では各臓器には、各々精神作用を担っていると考えております。
各臓器とは、肝・心・脾・肺・腎を指します。
○ |
肝の気が正常な働きを保っていれば、常識・礼節をわきまえ、物事をきちんと判断し処理します。 |
○ |
肝の気がスムーズでない場合は、憂うつになりやすい、意欲がわかない、決断力が欠けます。 |
○ |
心の気が正常な働きを保っていれば、個性豊かな安定した情緒を保ちます。 |
○ |
心の気がスムーズでない場合は、臆病になりやすく、勇気がなく不安感が出やすい。 |
○ |
脾の気が正常な働きを保っていれば、包容力が有り、皆さんの意見を公平にまとめます。 |
○ |
脾の気がスムーズでない場合は、くよくよ思い悩み、主体性が無く、気迷う事が多くなる。 |
○ |
肺の気が正常な働きを保っていれば、五感がさえます。 (視る、聴く、痛痒など) |
○ |
肺の気がスムーズでない場合は、表情が無い、注意力が散漫、やる気が出ない。 |
○ |
腎の気が正常な働きを保っていれば、志を強く持ち、根気が強く丁寧に物事を処理します。 |
○ |
腎の気がスムーズでない場合は、忍耐力が無く、根気も無く、面 倒くさがる。 |
さて、これらの臓器の中で、特に肝はストレスを受けると働きに影響が出やすいです。
中医学(東洋医学)の考えでは、各臓器の気・血が何時も万遍無くスムーズに流れて居る状態で気・血が体に満たされている状態が、人間の体を正常な働きに導き且つ健康な状態を保つと考えています。
そして、外気(天候)・精神状態(気持ち・感情)・食生活・房事・労働などの環境に対して、自分の体の許容量 に対して、必要以上な極端な変化や負荷が掛かってしまった時、生命活動・体を元気に保つ維持するエンルギー気・血に影響が及び流れが損われてしまい、体内で機能働きのバランスが失調を起こし、症状や病気を引き起こすと考えております。
特に、検査には異常の出てこない症状・病気などは、この様な気・血の流れの失調が起因で発症する場合が多く、残念ながら気・血の流れは、幾ら検査を行っても数値に出てこない者であります。
しかし、中医学(東洋医学)的な発想で、問診・脈の打ち具合、舌の色合いなどを診れば、体でどの様な機能働きバランスの失調が起きているのかが窺え知れます。
故に、西洋医学と中医学(東洋医学)では、病気を診る角度や診立てが違い、おのずと治すプロセスの考えも違ってくるのであります。
本題に戻りましょう。
ストレスを中医学(東洋医学)的に考えた時、どの様に捉えるか。
人間がストレスを感じた時、中医学的な考えでは、肝の気の流れ働きに異常が出てくると考えます。
何故ならば、肝の気と言うのは伸び伸び流れる事により正常な働きが保たれます。そこで、いやな事・イライラする事・怒れる様な事が生じる事で、精神的な負担が増し肝の臓器に影響が及び、その為肝の気の流れ具合に問題が生じ伸びやかに行かなくなり、気の流れの渋滞を引き起こします。これを肝気鬱結と申します。この状況が長引くと、気のエネルギーがどんどん溜まって来て、熱を帯びるようになり、熱と言うものは炎上(上昇)の性質を持っており、これらの為にイライラやのぼせ・めまいなどが生じるようになり、益々症状が悪化するのです。
故に、この場合肝の気の流れをスムーズに流れるように元に戻す治療を行なって上げなければ、なかなか症状は改善しずらいと思います。
肝の気の流れが失調した場合に起こる症状は基本的に下記の症状が有ります。
◆ |
軽い場合: イライラする、起こりぽっくなる、落ち着かない、胸脇・乳房の脹痛 下腹部の脹痛。 |
◆ |
さらに状態が進行すると: 赤ら顔、のぼせ、目の充血、頭頂痛、片頭痛 |
◆ |
もっと進行すると: めまい、ふるえ、ひきつけ、などの症状が出てきます。 |
尚、ストレスが起因により肝に負荷が掛かり、様々な病気を引き起こします。
※ |
軽いものであれば: 肩凝り、緊張性頭痛、軽い不眠、腰痛 |
※ |
多少重くなってくると: 過敏性大腸炎、自律神経失調症、書痙、対人恐怖症、突発性難聴 円形脱毛症、不妊症(器質的な問題のないタイプ)、インポテンツ アトピー性皮膚炎の悪化 |
※ |
さらに重くなると: パニック障害、適応障害、うつ病、重い不眠症 |
ストレスによる病気は、上げたらまだまだ出てきますが、上記の病気は一般 的に見かけやすい症状・病気かと思います。
上記の病気で、精神安定剤、抗うつ剤の服用で症状の改善や治って行くケースも有ります。逆に長引いて、強い効能のある薬の投与を受けるケースの方も有ります。どうしてでしょうか?
中医学(東洋医学)的な発想で考えると、肝の気の流れ具合を改善して無い為に、他の臓器の気の流れにも影響が及び症状が進行してしまい重くなったりします。或いは自然治癒力(体の回復力)が低下しまっているからなのです。自然治癒力の低下は特に年齢が増せば増すほど起こりやすくなります。体力の低下もその一つです。要するに、体力の低下と共に人間の体を整える自然治癒力と言うのは低下して行くのであります。その為、年齢が増せばおのずと、症状や病気が増しやすくなるのであります。
また、自然治癒力は、普段の生活での体への気配りが足らなくても低下しやすくなります。
体に負荷を掛ける生活が多いと例えば:睡眠不足、過労、食生活の乱れなど。
さて、中医学(東洋医学)の治療は、肝の気の流れを調整すると共に、生活指導を行い、自然治癒力の底上げも同時に行い症状の改善を図ります。
本日は、簡略的にストレスに関する考え話を述べさせて頂きました。
日頃、ストレスを感じている方なるべく体の発している声を聞き取って上げ、早めにお手当てを受ける様にした方が良いと思います。また何かの病気が発症する前に、体は声を発しています。
例:突発性難聴になる前、頻繁に耳鳴り(ジーやキーンという音)、肩の凝り、耳の周り脹り突っ張る様な症状が出ます。この様な症状は、体が注意信号をご本人様に出している状態であり、中医学(東洋医学)ではこれらの症状を未病と言っております。まだ病気には成っていないが、病気の現れる前兆である事を指します。
ストレスに関して、中医学(東洋医学)的な考え多少理解できましたでしょうか?
●ちなみに、ストレスを溜めやすいタイプは・・・●
◎内向的でおとなしい方
◎真面目で几帳面な方
◎取り越し苦労の多い方
◎自分に否定的な方
◎頑固で厳格な方
上記のようなタイプの方は、ストレスを溜め込まないように、リラックスとリフレッシュを忘れずに心掛けて下さいませ。
普段の生活でストレスを感じている方、何か気になる症状が出ている方、中医学的な考えや未病に関して詳しく知りたい方は、お気軽に当院へご相談くださいませ。
未病の状態は、中医学(東洋医学)が得意とする分野でございます。
- 2019/03/11
- 【その他】インフルエンザに関して
インフルエンザとは?
インフルエンザとはすなわち流行性の風邪です。インフルエンザウィルスによって引き起こされる急性呼吸器官の伝染病です。
潜伏期間は約1~3日間で、病状は急な高熱、悪寒、頭痛、全身の痛みなどの症状が出ます。人によっては、消化器系の症状が出る方も居ます。ご高齢の方や慢性的な呼吸器系の病をお持ちの方は、同時に肺炎を引き起こす可能性があります。
インフルエンザの感染源は患者と潜伏期間の方、感染ルートは飛沫伝染で、人の出入りの多い所や人込みの中で感染しやすいかといえます。
普通の風邪とインフルエンザの違いは?
普通の風邪とインフルエンザには、大きな区別があります。
普通の風邪は急性上気道感染と呼ばれ、特徴は病原体が複雑多様で、一般 にハッキリとした全身症状は無く、クシャミや鼻水などの症状が出ます。
インフルエンザの場合は、病原体は独特なインフルエンザウィルスで流行期は一般 に冬春です。特徴は、発病速度が速い、伝染性が強い、発病率が高い、症状は一般 的に凄まじいという点です。発病者は、高熱、寒気、頭痛、全身の関節痛などの重い全身症状が出て、ひどい場合は肺炎、心筋炎を引き起こしたり、死に至る場合があります。
インフルエンザワクチンは効果がありますか?
現在の医学界には、インフルエンザを治療する特効薬は御座いません。
但し、インフルエンザのワクチン接種は、最も有効なインフルエンザを予防する方法となっています。
ワクチン接種に適する方
6ヶ月以上の児童及び成人。
特に接種した方が良い方、6ヶ月~1才の児童、60歳以上の方、感染しやすい人と一緒に居住を共にする方、介護や看護する方、感染しやすい人とよく接触をする医療機関の方、託児所や幼稚園に関係の有る方、先天性または後天性の免疫欠陥患者、循環器系や呼吸器系もしくは慢性腎機能不全などの慢性疾病者。
ワクチン接種が適してない方
鶏卵、鶏卵タンパク質、免疫活性化物質のアレルギーのある方。高熱や急性の感染者。過去にワクチンを接種して不良反応が出た方。
接種後の注意点
接種した日は、入浴を控えること。ビタミン及び水分を補うこと。室内の空気の通 りよくすること。睡眠を十分に保つ事。しっかり手洗いを行う。人が多い公共場所はさけること。
妊婦さんのワクチン接種は?
妊娠している方は医師の指示にしたがい、必要な場合のみワクチンを接種して下さい。
ちなみに、中医学では予防養生のために、インフルエンザが流行る時期に、板藍根と言う生薬を煎じて服用する事が有ります。板藍根には抗ウィルス作用があります。現代医学的な実験でも作用が認められています。漢方薬局で販売されていると思いますので、服用されて見たい方は漢方薬局へ問い合わせてみて下さいませ。副作用は御座いませんので、小さなお子さまから大人まで、長期に服用されても大丈夫です。
- 2019/03/11
- 【その他】ダイエットについて
【現代医学的アプローチ】
肥満は、内分泌異常・代謝異常によって引き起こされる以外は、日常生活における食事の摂取の仕方に問題があり、カロリーの摂取過剰が原因の場合が主になります。
要するに、過食により、その日の体動、エネルギー消費よりも多い場合、残存するカロリーが肥満につながると考えます。
ですから、肥満の原因となる病変さえなければ、一般には、過食が最大の原因であります。
肥満には、一次性肥満と二次性肥満とに分けて考えられます。
一次性は、体質・遺伝的なものが深くかかわり、二次性は、後天的に食事量 の過食などにより起こるものとされて居ます。
《治療方法》
1)食事療法、カロリー制限
2)運動療法、毎日欠かさぬ運動、運動後の摂食制限
3)精神療法、食欲中枢抑制
4)薬物療法、入院観察が必要
1.甲状腺ホルモン:
2.食欲減退剤 : |
チロキシン トリヨードサイロニン 蠕動分泌減退薬(アトロピン) |
統計の示すところによりますと、太っている人は標準体重の人に比べ、糖尿病・高血圧・ 動脈硬化・心臓病・痛風・肝臓病・胆石・骨や関節など色々な病気にかかりやすいです。
肥満の原因は、きわめて特殊な場合、視床下部に腫瘍があって食欲が異常に亢進してしまうとか、ホルモン系治療薬の使い過ぎを除いて、単純明快で、要するに、食べ過ぎと運動不足が二大原因です。
現代医学でも、治療は、減食療法が基本です。しかし、これが非常に難しいのです。食欲は、人間の欲望のうちでも最大の欲であるため、これを規制するのは、きわめて困難です。
かなりの自覚を持つことが大事です。治療のポイントとなります。
【中医学的なアプローチ】
中国では、肥満症を「肥胖証」と称しています。
また、古代では肥満した方を「肥貴人」と呼び、肥満体は裕福な生活を送っている方々の 象徴で、病気としては見てなかったです。
中国医学的な考えでは、内因・外因とに分けられ、内因は個人の人体の各種素因があり、 特に脂肪代謝の調節失調などが起因となります。遺伝・神経・精神・物質代謝と内分泌の 失調等です。外因は、主に飲食過多と運動不足です。
中国医学の認識では、肥満症は、脾と胃の働きが功能に密接な関係があると思われてます。
肥満症のタイプ別を述べましょう。
1.脾胃倶旺タイプ : 脾胃の働きが非常に強く、多食で且つ運動不足、或は運動したがらない方に多く見られるタイプです。要するに、カロリーエネルギーの消耗があまりなく、その為、カロリーが蓄積され太ってしまうタイプです。
2.脾胃虚弱タイプ : 中国医学では、胃の働きが弱いタイプの方は、食が細くなり、 また脾とは、胃で消化吸収された栄養物質を活力に変え、全身に栄養を運び流す作用のある臓器ですが、脾胃虚弱タイプですと、これらの働きが弱くなることにより、代謝が低下して、逆に肥満助長してしまうことがあるのです。
3.真元不足タイプ : 元気の不足しているタイプの方、或は高齢で体力が消耗し、その為にカロリーの消出がしづらくなり肥満になってしまう、或は体が冷え、体内の水液を気化する機能が低下してしまい、全身に水が滞り、浮腫んだ様な肥満体になるタイプです。
4.オ血タイプ : オ血は現代病の原因の1つであり、オ血には脂肪が含まれており、 オ血が蓄積されて行くと、体も酸性化して行き、脂肪太りとなりやすいです。肥満症と共に、高脂血症・狭心症・高血圧などの合併症が見られやすいタイプです。
当院では、肥満症の為に受診される方があまり多くありません。一般 的に、耳ツボダイエットへ行かれるのが多いのでしょうか!?
問い合わせで、耳ツボダイエットはされてますか?とかの問い合わせは時々ありますが、 当方の所では、耳ツボだけでのダイエット治療は行なっておらず、基本的には体質を把握しての全身治療となり、なかなか理解を得られない事が多く残念です。実際の話し、耳ツボ刺激だけで体重を減量 させて行くのは、なかなか難しいと思います。やはり、本来は総合的な治療と体質改善が必要と思います。体質によって、耳ツボ刺激だけで体重の減量 出来る方も中には居りますが・・・・。
ダイエット治療の重要性は、体重増の為に体への負担予防、或は色々な生活習慣病などを引き起こしやすくなるので、それらの疾患を防ぐのに必要かと思われます。
若い方で無理なダイエットをされる方がおりますが、ダイエットをされる場合、無闇に素人感覚で行なわない様に注意されたし。女性の方では、無理なダイエットで無月経症を引き起こしたり、拒絶食症を引き起こす方がいますので・・・・。また、無理なダイエットの為、加齢時にそのつけが回って来る事が有ります。
ダイエットを行なうときは、専門家に相談された方が良いかと思います。
「タイプ別の養生のポイント」
● 脾胃倶旺タイプ: 過食を防ぐ為には、「気」をめぐらす作用のある香味野菜やスパイスを利用して下さい。“しそ・セロリ・春菊・クレソン・ニラ”といった野菜や、“バジル・パセリ・香菜”などのハーブ類、“クミン・カルダモン”といった辛くないスパイス類がおすすめです。また、全身運動(ジョギング、水泳など)で、汗をかいて気分をスッキリさせることも大切です。
● 脾胃虚弱タイプ: 体のエネルギー源である「気」が十分に生産されていないため疲れやすく、また、下半身が太りやすい傾向があります。
食材は、代謝を高め、しかも胃腸にやさしく働きかけ、「気」を補う作用のある雑穀・きのこ類がおすすめです。胃腸の働きを低下させる、冷たいもの・生もの・油っこいものは摂りすぎに注意して下さい。
食事のポイントは、朝食をきちんと摂ることです。「気」が不足しているので、朝食を抜くとスタミナが夕方まで持たなくなってしまいます。お粥など、温かく消化の良いものを適量 とり、体温を上げるように心がけて下さい。運動は、激しいものは不向きなので、エレベーターを利用せず階段を使うなど、毎日の生活の中で実行できるものから始めましょう。
そして、睡眠不足・夜更かしは「気」を消耗し、疲れやすく、太りやすい体をつくりますので、十分な睡眠が大切です。
● 真元不足タイプ: 加齢や、冷えにより生命エネルギーを守る「腎」の働きが低下しているので、腎を養う作用のある黒色の食材(黒豆・黒ゴマなど)や、オクラ・山芋・納豆など粘りのあるものを積極的に摂りましょう。
黒い食材は、ビタミンB群・ビタミンE・良質なたんぱく質を含み、ホルモンのバランスを整え、貧血を改善して血行を促進してくれる作用があります。代謝を良くするためには、体を冷やさないことも大切です。生もの・冷たいものは出来るだけ避けましょう。
“生姜・ねぎ・にんにく・唐辛子・シナモン・ターメリック”など、体を温める薬味やスパイスを上手に利用して下さい。
運動は、疲れが残るほど激しいものは「腎」を消耗してしまうので、ご自分の体力に合ったものを選んで下さい。「腎」の衰えは、下半身に表れますので歩くことが大切です。汗をかくことで水分代謝が改善され、体全体の調子も良くなるでしょう。
● オ血タイプ: 食事のポイントは、体内の余分な物質を取り除き、血のめぐりを良くすることです。油っこいもの・冷たいものは出来るだけ避けて下さい。
“にら・生姜・らっきょう”は老廃物の排出を促してくれ、また殺菌・抗酸化作用もあります。“納豆”は、発酵によって発生した酵素が、血栓を溶かしたり腸内の腐敗を解消してくれます。ねばねば食材は血液浄化を助けてくれるので積極的に摂りましょう。
血をめぐらせるには、体を動かすことが大切です。特に、骨盤で血行が停滞しやすいので腰を回す運動がよいでしょう。
★食べ物の性質を知って、ご自分に合った食材を見つけてください★
“楊先生のちょっとためになる話”のバックナンバー(2003/3/第6回 食べ物の「五味」と「寒熱」を知って健康づくり)に“食品便利メモ”があります。
食品の「寒・熱」「味の性質」「補う臓器」「効能」が出ておりますので、毎日の献立にお役立て下さい。
ご質問等ございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
- 2019/03/11
- 【その他】ツボについて
一般に「ツボ」と呼ばれるものは、専門的には“経穴(けいけつ)”といいます。
気や血の通り道とされる“経絡”の上にある“穴(あな)”ということです。
穴といっても、実際に目に見える穴が皮膚に開いているわけではありません。
しかし、目に見えない「気」がそこから出入りしていると考えられています。
気や血の流れが滞ったときには、経絡の上のツボにそれらのトラブルが反映されます。
また経絡は臓腑とつながっているため、その上のツボには、臓腑の不調も反映されます。
気や血のトラブル、臓腑の不調は、ツボの痛み・腫れ・しこりやへこみといった変化としてあらわれます。
それと同時に、ツボは治療のポイントにもなります。
ツボを刺激することで、気や血の流れを調節し、臓腑の働きを整えることが出来ます。
ツボには、
①局所部位に対する治療作用
②近隣部位に対する治療作用
③遠隔部位及び全身に対する治療作用
の3つがあります。
例えば、合谷穴(親指と人差し指の間のツボ)は、手や腕の腫脹・疼痛、手の痺れといった局所の疾患を治療できると同時に、上肢麻痺など近隣部位 の疾患や、更には身体の痛み・頭痛・全身性の発熱疾患など遠隔部位 や全身性の疾患も治療できます。
このように、どのツボにも局所・近隣・遠隔及び全身の3方面の主治作用があります。
局所・近隣の治療作用は、ツボの所在する部位に基づくもので、遠隔及び全身の治療作用は経絡に基づくものです。
鍼灸の治療では, ツボの3方面への主治作用に基づいて選穴と配穴が行われ効果 が発揮されるのです。
経絡とツボ(経穴)については、数千年にわたって実践と研究が繰り返され、次第にその理論体系が確立され、「経絡学説」とよばれるまでに至りました。
経絡学説は、臓腑の生理、病理、疾病診断、予後の分析、治則・治法の確立に欠かすことのできない重要な理論です。
特に、鍼灸による弁証論治には重要な役割をもっています。
それでは、どのようにしてこのような学説が生まれてきたのでしょう。
遠く古代の人々は、どのような医薬も存在しない中、厳しい自然環境と闘い、疾病と闘わなければなりませんでした。
身体のどこかに病や痛みがある時には、自然に手で揉んだり・叩いたりして、その症状を緩解させていたのでしょう。
時として、火傷をしたり、石にあたったり、いばらの棘を刺したりした結果 、身体の他の病や痛みが軽減あるいは消失するという偶然に出会うことがありました。
こうした些細な偶然の現象が、長い歴史の流れの中で繰り返し何回となく出現していくと、次第に無意識に刺激を加えていた段階から意識的に刺激を加えるようになりました。
ある部位を焼いたり、あぶったり、叩いたりして病や痛みを治療するようになっていったのです。
このようにしてツボの概念が生まれてきました。
その時代には決まった場所も、いわゆるツボの名称もなく、ただ痛みのある場所に刺激を加えるというやり方でした。
石器時代に疾病の治療に用いた針具は石で作られた「砭石(へんせき)」というものでした。
後になって、骨針や竹針も用いられるようになり、皮膚を破って針を刺したり、瀉血(血を出すこと)して疾病を治療するようになりました。
例えば、膿んだ部分に針を刺して排膿したり、痛点を刺激して治療をしていました。
青銅器時代から鉄器時代へと時代が進むにつれて金属製の針が登場してきました。
金属針は刺激する部位を集約することができ、面から小さな点へと刺激の範囲を縮小させ、深さを自在にでき、操作も石針に比べてスムーズでした。
また、刺針の強度も調節でき、把握することが出来るようになりました。
このようにして発見されてきた“だるさ・しびれ・腫れぼったさ・重さ”などの刺針感覚を古代の人々は「得気(とっき)」と呼び、刺針刺激の点を“気穴”と称するようになりました。
得気の出現とその上下への伝導は、あたかも体内に地下道があるかのようであり、それによりツボを“穴道”とか“輸穴”とも呼ぶようになりました。
こうしたことが経絡概念の形成に大きく作用したのでした。
実践経験の蓄積にともなって、ツボの治療作用に対する歴代の医家の認識も拡がり深まっていきました。
同時に新しいツボも次々と発見されました。
“痛みの有るところ”を治療点としていた局所取穴は次第に主治作用に基づく選穴へと発展していきました。
歴代の医家は、ツボの治療作用の分析・分類を通じて治療作用の類似したツボが一定の部位 に列をなして分布し、特に四肢の肘膝関節より末端のツボにそれが際立っていることを発見しました。
このようにして主治がおおよそ同じで一定の内在的関連のあるツボがつなぎ合されて経絡が形成され経絡上のツボを経穴と呼ぶようになりました。
現在、世界保健機構(WHO)に認定されているツボの数は361あります。
しかし、「素問」という鍼灸治療について書かれた古い書物では160とされています。
ツボの数は、時代や考え方によっても変わっていきます。
新しく発見されて治療効果が認められるツボもあり、ツボの進化は現在も続いています。
鍼灸治療を行う鍼灸師は、ツボ(経穴)に対して認識が深くなければ人を治すことが出来ません。
特に、慢性病・難病などを行う際は中医学(東洋医学)的な診断が行なえ、それに対して体調のアンバランスは起因の場所がどこで、どの経穴を使って調整したら良いのかを知らないとバランス調整の治療は行えません。
なので、鍼灸治療は単純そうに見えますが実は奥深い物が有り、また鍼を打った後も、鍼に対して症状により手技を加え、経穴に反応させたりする必要が有ります。
特に、痛みのない疾患に関しては、それこそ診断能力がないと行えないかと思います。
そして疾患治療に対してより良い経穴は何かを考える力が必要になってきます。
経穴に関して多少ご理解頂けましたでしょうか?
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