コラム

2026/09/03
舌診でわかる4つの代表的なサインタイプ体質②

目次

​1. 瘀血(おけつ):血流ドロドロ・滞りタイプ

​特徴:血流悪化、肌荒れ・乾燥

​舌の状態:青紫〜暗赤色、紫色のシミ(瘀斑)、裏の血管が黒く太く腫れる

​主な不調:刺すような頭痛・肩こり(夜間悪化)、重い生理痛、シミ・クマ

 

​2. 痰湿(たんしつ):水分・老廃物溜まりタイプ

​特徴:水分代謝の滞り、余分な脂肪・老廃物の蓄積(胃腸の弱り・暴飲暴食)

​舌の状態:ボテッと肥大(胖大)、ふちのギザギザ、べっとり厚い苔(黄苔は熱のサイン)

​主な不調:雨や湿気での重だるさ・頭重、むくみ、胃もたれ・吐き気、吹き出物

 


 

1.「瘀血(おけつ)」:血流ドロドロ・滞りタイプ

血液の巡りが悪くなり、体の一部に滞り(微小循環の悪化)が起きている状態です。又、質の良い栄養素の高い血液を体に回せなくなってしまっている状態で人にやっては肌が荒れたり乾燥したりします。

 

舌の色・形: 全体的に青紫っぽかったり、暗い赤色をしている。舌の表面や裏側の静脈に、紫色のしみ(瘀斑・おはん)が見られることもあります。また、舌の裏の血管(舌下静脈)が黒く太く怒張(腫れ上がる)しているのが大きな特徴です。

 

体の不調例: 肩こりや頭痛(刺すような痛み)夜間に痛みが憎悪しやすい、生理痛が重い、シミやくまが目立つ。

 

2.「痰湿(たんしつ)」:水分・老廃物溜まりタイプ

体内の水分代謝が完全に滞り、余分な水分や脂肪、老廃物が「ゴミ」として体内に溜まっている状態です。主に胃腸の弱りや暴飲暴食から起こり易くなります。

 

舌の色・形: 舌全体がボテッと肥大している(胖大・はんだい)。舌よ横にギザギザや凸凹が生じて来る

 

苔の状態: 白や黄色の「分厚い苔」がべっとりと舌全体を覆っている(膩苔・じたい)。苔が黄色い場合は、体内に熱(炎症や内臓の過加熱)がこもっているサインでも有ります。

 

体の不調例: 雨が降ったり、湿度が高かったりすると体が重だるい、頭が重い、むくみ、吐き気や胃もたれ、吹き出物が出やすい。


この記事を書いた人

院長:楊 志成(よう しせい)

​台湾の名門・中国医薬大学にて中医学(漢方・鍼灸)を専攻。臨床歴40年、これまでに数多くの不調と向き合ってきた中医学のスペシャリスト。

​本場仕込みの施術が評価され、フジテレビ『めざましテレビ』にも2回出演。現場で治療にあたる傍ら、専門誌『医道の日本』への論文掲載(眼窩鍼手法)や、大手美容サロン「たかの友梨BC」での吸玉(カッピング)指導講師、日本工学院八王子専門学校の特別講師などを歴任。確かな技術と豊富な経験に基づき、一人ひとりの体質に合わせた丁寧な施術を行っている。


【本場の中医学に基づいたオーダーメイド施術で、不調の根本原因にアプローチ】

​楊中医鍼灸院では、単なる対症療法ではなく、中国伝統医学の理論である「弁証論治(べんしょうろんち)」に基づき、お一人ずつの体質や状態に合わせた本格的な鍼灸施術を提供しています。​「検査では異常がないけれど体調が優れない」「長年続く慢性的な痛みから解放されたい」といったお悩みに対し、表面的な症状だけでなく身体の内側のバランスを整えることで、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出します。 鍼・吸玉(カッピング)を用いて、体質改善専門として開院36年目を迎えました。35万人以上の患者様を診ており実績がございます。 

​東京・吉祥寺駅より徒歩8分の閑静な住宅街で落ち着いた空間の中、経験豊富なスタッフが丁寧なカウンセリングと確かな技術で皆様の健康をサポートいたします。どこへ行っても満足できなかった方、本気で体質を変えたい方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

完全予約制 休診日:月・金   

 土・日・祝日も診療しております。

公式ラインからのお問い合わせ・ご予約も可能です。

LINE追加で初診時にご利用頂けるお得なクーポン配信しています。

2026/08/27
舌診でわかる4つの代表的なサインタイプ体質

目次

​1. 気虚(ききょ)タイプ|エネルギー不足

​2. 血虚(けっきょ)タイプ|栄養・潤い不足


 

1.「気虚(ききょ)」:エネルギー不足タイプ

体に元気がなく、疲れやすい状態です。水分代謝も落ちるため、舌が余分な水分を含んでボテッと大きくなります。歯痕と言って舌のフチに凸凹ガタガタが出てきます。活力エネルギーが消耗している状態です。活動的では無く、動くとのが億劫で症状がある場合悪化することもあります。

 

舌の色・形: 全体的に色が淡く(ピンクより白っぽい)、舌のふちに歯の跡がガタガタとついている(歯痕(しこん))。

 

苔の状態: 薄い白い苔がついている程度。

 

体の不調例: 慢性的な疲労感、胃腸が弱く食後に眠くなる、風邪をひきやすい、軟便傾向。

 

2. 「血虚(けっきょ)」:栄養・潤い不足タイプ

体に栄養や血液が行き届いておらず、組織がカラカラに乾いたり、栄養失調を起こしたりしている状態です。

 

舌の色・形: 全体的にひょろっと薄くて小さく、色が非常に淡い(白っぽい)。

 

苔の状態: 苔がほとんどない、あるいは非常に薄い。舌がひび割れ状態が生じたりします

 

体の不調は: 比較的肌の乾燥、髪のパサつき、細く抜けやすい場合もあり、めまい、立ちくらみ、不眠や不安感等が生じます。

今回は4つあるうちの2つをご紹介させて頂きました。残りの2つはまた来週公開します。


この記事を書いた人の紹介

楊中医鍼灸院 院長:楊 志成(よう しせい)

​台湾の名門・中国医薬大学にて中医学(漢方・鍼灸)を専攻。臨床歴40年、これまでに数多くの不調と向き合ってきた中医学のスペシャリスト。

​本場仕込みの施術が評価され、フジテレビ『めざましテレビ』にも2回出演。現場で治療にあたる傍ら、専門誌『医道の日本』への論文掲載(眼窩鍼手法)や、大手美容サロン「たかの友梨BC」での吸玉(カッピング)指導講師、日本工学院八王子専門学校の特別講師などを歴任。確かな技術と豊富な経験に基づき、一人ひとりの体質に合わせた丁寧な施術を行っている。


【本場の中医学に基づいたオーダーメイド施術で、不調の根本原因にアプローチ】

​楊中医鍼灸院では、単なる対症療法ではなく、中国伝統医学の理論である「弁証論治(べんしょうろんち)」に基づき、お一人ずつの体質や状態に合わせた本格的な鍼灸施術を提供しています。​「検査では異常がないけれど体調が優れない」「長年続く慢性的な痛みから解放されたい」といったお悩みに対し、表面的な症状だけでなく身体の内側のバランスを整えることで、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出します。 鍼・吸玉(カッピング)を用いて、体質改善専門として開院36年目を迎えました。35万人以上の患者様を診ており実績がございます。 

​東京・吉祥寺駅より徒歩8分の閑静な住宅街で落ち着いた空間の中、経験豊富なスタッフが丁寧なカウンセリングと確かな技術で皆様の健康をサポートいたします。どこへ行っても満足できなかった方、本気で体質を変えたい方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

完全予約制 休診日:月・金   

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公式ラインからのお問い合わせ・ご予約も可能です。

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2026/08/15
中医鍼灸の秘密と舌診という観察眼

目次

1. 中医鍼灸の高い治療効果——なぜ「原因不明の不調」に効くのか?

​・西洋医学とは異なるアプローチ:経験医学×最新の解剖生理学

​・自律神経と自己治癒力を引き出す「ツボ」刺激と「気(生命活力)」のメカニズム

2. 中医鍼灸に欠かせない診察の一つ「舌診」

​・なぜ舌を見るだけで体内の状態が分かるのか

​・舌にダイレクトに表れる「気・血・水」のサイン

 

​3. 舌診の基本チェックポイント:見るべきは「舌体」と「舌苔」

​・【舌体(色・形)】体そのもののエネルギー・栄養状態を診る

​・【舌苔(コケ)】胃腸の調子・体内の余分なものの溜まり具合を診る

4. 【次回予告】舌から読み解く!代表的な4つの体質・不調パターン

​自分の舌はどれ?体質別の具体的な見方とサイン(次回詳しく解説)

 


1.中医鍼灸の治療効果が高い理由

その他「現代医学で検査結果で原因がよくわからない不調、(未病や慢性症状)によく効く」と言われるのには、中医学(東洋医学)ならではの独自の過去から蓄積されてきた経験医学理論に基づいた西洋医学と違う角度見立てる診察システムと、最新の解剖生理学で解明されつつある科学的根拠(エビデンス)の両方がきれいに噛み合っているからです。

 

中医鍼灸は、独自の「四診」によって体質や崩れたバランスを見極め、的確なツボを刺激することで全ての人間が備え持つ自己治癒力を爆発的に引き出すため、高い治療効果を発揮します。それは何か生命活力気エネルギーです。

 

2.中医鍼灸に欠かせない診察の一つ「舌診」

中医学の「舌診」で何が分かるのか、具体的な見方は?

中医鍼灸の「舌診」において、舌の色や形、苔の状態から体のどのような不調や体質が分かるのか…

 

舌診(ぜっしん)は、「内臓のコンディションを映し出す鏡」です。舌は粘膜に覆われていて血流が非常に豊富なため、体内の「気(エネルギー)」「血(血液・栄養)」「水(体液津液)」の状態が、色や形、苔(こけ)としてダイレクトに表面に現れます。

 

​3. 舌診の基本チェックポイント:見るべきは「舌体」と「舌苔」

大きく分けると、「舌の本体(舌質、色合い、形)」で体そのもののエネルギーや栄養状態を診て、「舌の上のコケ(舌苔)」で胃腸の調子や体内の余分なものの溜まり具合を診ます。

 

本日はここまでにさせて頂ます。

続きは次回に、代表的な4つの体質・不調のパターンを具体例で解説します。


この記事を書いた人

​楊 志成(よう しせい)

楊中医鍼灸院 院長 / 鍼灸師

​東京・吉祥寺にて1989年「楊中医鍼灸院」を開院。東洋医学(中医学)の考え方をベースに、一人ひとりの体質や不調の根本原因を丁寧に見立て、オーダーメイドの鍼灸施術を行っている。現在までに35万人以上の患者様を診ている。慢性的な症状・自律神経の乱れなど、「どこに行っても良くならなかった」と悩む患者さんに寄り添い、体質改善へと導く根本治療に注力している。

2026/08/06
中医学で整える!「体質改善」の基本と自分に合ったカラダの巡り方

​はじめに:中医学の「体質改善」ってなに?

 

​1. 体を支える3つの要素「気・血・水」のバランス

  ・​巡りの偏りが不調を引き起こす仕組み

​  ・「足りないものは補い、滞っているものは巡らせる」

 

​2. 体質改善の第一歩は「自分のいまの状態」を知ること

  ・​四診(ししん)で体の中のサインを正確に見極める

 

​3. 毎日の「食事(養生)」と「専門ケア」で根本から変える

  ・​体質に合わせた食材選び、鍼灸・カッピング・漢方で巡りをサポート

 

​4.まとめ:一時しのぎではなく「真ん中の状態」へ戻すために


はじめに:中医学の体質改善とは?

中医学の体質改善を、分かり易く簡単に伝えると「体の中のバランスの偏りをなくし、元の元気な状態に戻すこと」です。

 

バランスとは?

分かりやすくポイントだけに絞ります。

1.体を支える3つの要素「気・血・水」のバランス

人には体を支える「3つの要素」があります。このバランスを整える事が大切です。

体は 「気(エネルギー)活動力」「血(血液・栄養素)」「水(体液)」 の3つでできています。

これが「足りない」または「流れが滞っている」と不調(=体のエネルギーバランスが崩れ悪い体質)になります。

足りないものは、補う(元気パワーがなければ活力の気を補う)

滞っているものは、巡らせる(もし気エネルギーが渋滞しているのなら渋滞を解消するケアを、血がドロドロならこちらはサラサラに流れるようにケアを)

 

2. 体質改善の第一歩は「自分のいまの状態」を知ること

人によって不調の原因はバラバラです。そのため、顔色や舌の様子、脈、普段のライフスタイルなどをじっくり観察して、「今の自分の体の中に何処で何がどうなって症状が起きているか」を正確に見極める事が大切、しかし素人判断では難しいかもしれません。

体質判断には中医学を極めている方に四診と言う体質判断の診察して頂くことが大切だと思います

 

3. 毎日の「食事(養生)」と「専門ケア」で根本から変える

原因が分かったら、それに合わせて生活を変えていきます。

食事: 自分の体質に合う食材を選んで食べる(薬膳)。冷え体質の方は、体を温める性質の物を摂る、暑がりの方は体の熱をフェードアウトさせる性質の物を摂る。食材の性質は一般の方ではよく分からない可能性が有るので、今の時代AIと言う便利なものが有りますので活用して検索相談してみてください。

勿論一番良いのは、中医学のの専門家に診てもらい指導を仰ぐのが良いです。

その他体のケア: 鍼灸や吸玉(カッピング)、漢方などを使い、自律神経や内臓の働きを高めて、気・血・水をスムーズに巡らせるのも一案です。

 

4,一言でまとめると…

一時的に症状をごまかすのではなく、「自分の今の体のクセを知り、食事や施術でバランスを真ん中に戻して、病気になりにくい体を作っていく」 のが中医学の体質改善です。


この記事を書いた人

​楊 志成(よう しせい)

楊中医鍼灸院 院長 / 鍼灸師

​東京・吉祥寺にて1989年「楊中医鍼灸院」を開院。東洋医学(中医学)の考え方をベースに、一人ひとりの体質や不調の根本原因を丁寧に見立て、オーダーメイドの鍼灸施術を行っている。現在までに35万人以上の患者様を診ている。慢性的な症状・自律神経の乱れなど、「どこに行っても良くならなかった」と悩む患者さんに寄り添い、体質改善へと導く根本治療に注力している。

2026/07/30
中医鍼灸と一般的な鍼灸のツボ処方の出し方の違い

目次

​1.中医鍼灸とは?

・根本原因にアプローチするチーム編成の思考プロセス

2.「中医鍼灸」と「一般的な鍼灸」の決定的な違い

​・一般的な鍼灸(現代医学的): ツラい場所に直接アプローチ

​・中医鍼灸(東洋医学的): 原因を突き止めて根本治療

3.「頭痛」の例で見るアプローチと治療結果の違い

​・局所への対処と根本原因へのアプローチで生まれる結果の差

4.慢性症状でお悩みの方へ

​・アプローチの異なる「中医鍼灸」という選択肢のご提案


1,中医鍼灸とは?

中医鍼灸における経穴(ツボ)の処方の出し方は、一般的な鍼灸(現代医学的なアプローチや、局所の症状に主眼を置くアプローチ)とは組み立てるプロセス(思考のプロセス)が根本的に異なります。

 

2.「中医鍼灸」と「一般鍼灸」の決定的な違い

中医鍼灸におけるツボ処方は、「オーダーメイドの漢方薬を、鍼と灸で再現する作業」と言えます。

一言でいうと、「原因を根本から治すチームを作る」のが中医鍼灸で、「ツラい場所に直接アプローチする」のが一般的な鍼灸です。

 

3.頭痛の例で見るアプローチと治療結果の違い

「頭痛」の患者さんが来たときのツボの選び方を比べると、アプローチの違いがよく分かります。

一般鍼灸(現代医学的・対症療法)アプローチ: 首や肩の筋肉が凝って血流が悪くなっているから、「頭や首まわりのツボ」に打つ。

イメージ: 火事(痛み)が起きている場所に、直接水をかける。

中医鍼灸(東洋医学的・根本治療)のアプローチ:「なぜ肩や腰が凝ったり張ったりするのか」という体質を把握し、局所だけではなく全身のツボを組み合わせて行う。

イメージ:火事が起きた「原因(火の不始末や漏電)」を突き止めて、根本から修理する。

と言う特徴の違いが有ります。

その為治療結果も自ずと違ってきます。

 

4.慢性症状で悩まれ居られる方へ

一度違うアプローチの中医鍼灸を試されて見るのは如何でしょうか?


この記事を書いた人

​楊 志成(よう しせい)

楊中医鍼灸院 院長 / 鍼灸師

​東京・吉祥寺にて1989年「楊中医鍼灸院」を開院。東洋医学(中医学)の考え方をベースに、一人ひとりの体質や不調の根本原因を丁寧に見立て、オーダーメイドの鍼灸施術を行っている。現在までに35万人以上の患者様を診ている。慢性的な症状・自律神経の乱れなど、「どこに行っても良くならなかった」と悩む患者さんに寄り添い、体質改善へと導く根本治療に注力している。

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