コラム
- 2026/08/06
- 中医学で整える!「体質改善」の基本と自分に合ったカラダの巡り方
はじめに:中医学の「体質改善」ってなに?
1. 体を支える3つの要素「気・血・水」のバランス
・巡りの偏りが不調を引き起こす仕組み
・「足りないものは補い、滞っているものは巡らせる」
2. 体質改善の第一歩は「自分のいまの状態」を知ること
・四診(ししん)で体の中のサインを正確に見極める
3. 毎日の「食事(養生)」と「専門ケア」で根本から変える
・体質に合わせた食材選び、鍼灸・カッピング・漢方で巡りをサポート
4.まとめ:一時しのぎではなく「真ん中の状態」へ戻すために
はじめに:中医学の体質改善とは?
中医学の体質改善を、分かり易く簡単に伝えると「体の中のバランスの偏りをなくし、元の元気な状態に戻すこと」です。
バランスとは?
分かりやすくポイントだけに絞ります。
1.体を支える3つの要素「気・血・水」のバランス
人には体を支える「3つの要素」があります。このバランスを整える事が大切です。
体は 「気(エネルギー)活動力」「血(血液・栄養素)」「水(体液)」 の3つでできています。
これが「足りない」または「流れが滞っている」と不調(=体のエネルギーバランスが崩れ悪い体質)になります。
足りないものは、補う(元気パワーがなければ活力の気を補う)
滞っているものは、巡らせる(もし気エネルギーが渋滞しているのなら渋滞を解消するケアを、血がドロドロならこちらはサラサラに流れるようにケアを)
2. 体質改善の第一歩は「自分のいまの状態」を知ること
人によって不調の原因はバラバラです。そのため、顔色や舌の様子、脈、普段のライフスタイルなどをじっくり観察して、「今の自分の体の中に何処で何がどうなって症状が起きているか」を正確に見極める事が大切、しかし素人判断では難しいかもしれません。
体質判断には中医学を極めている方に四診と言う体質判断の診察して頂くことが大切だと思います
3. 毎日の「食事(養生)」と「専門ケア」で根本から変える
原因が分かったら、それに合わせて生活を変えていきます。
食事: 自分の体質に合う食材を選んで食べる(薬膳)。冷え体質の方は、体を温める性質の物を摂る、暑がりの方は体の熱をフェードアウトさせる性質の物を摂る。食材の性質は一般の方ではよく分からない可能性が有るので、今の時代AIと言う便利なものが有りますので活用して検索相談してみてください。
勿論一番良いのは、中医学のの専門家に診てもらい指導を仰ぐのが良いです。
その他体のケア: 鍼灸や吸玉(カッピング)、漢方などを使い、自律神経や内臓の働きを高めて、気・血・水をスムーズに巡らせるのも一案です。
4,一言でまとめると…
一時的に症状をごまかすのではなく、「自分の今の体のクセを知り、食事や施術でバランスを真ん中に戻して、病気になりにくい体を作っていく」 のが中医学の体質改善です。
この記事を書いた人
楊 志成(よう しせい)
楊中医鍼灸院 院長 / 鍼灸師
東京・吉祥寺にて1989年「楊中医鍼灸院」を開院。東洋医学(中医学)の考え方をベースに、一人ひとりの体質や不調の根本原因を丁寧に見立て、オーダーメイドの鍼灸施術を行っている。現在までに35万人以上の患者様を診ている。慢性的な症状・自律神経の乱れなど、「どこに行っても良くならなかった」と悩む患者さんに寄り添い、体質改善へと導く根本治療に注力している。
- 2026/07/30
- 中医鍼灸と一般的な鍼灸のツボ処方の出し方の違い
目次
1.中医鍼灸とは?
・根本原因にアプローチするチーム編成の思考プロセス
2.「中医鍼灸」と「一般的な鍼灸」の決定的な違い
・一般的な鍼灸(現代医学的): ツラい場所に直接アプローチ
・中医鍼灸(東洋医学的): 原因を突き止めて根本治療
3.「頭痛」の例で見るアプローチと治療結果の違い
・局所への対処と根本原因へのアプローチで生まれる結果の差
4.慢性症状でお悩みの方へ
・アプローチの異なる「中医鍼灸」という選択肢のご提案
1,中医鍼灸とは?
中医鍼灸における経穴(ツボ)の処方の出し方は、一般的な鍼灸(現代医学的なアプローチや、局所の症状に主眼を置くアプローチ)とは組み立てるプロセス(思考のプロセス)が根本的に異なります。
2.「中医鍼灸」と「一般鍼灸」の決定的な違い
中医鍼灸におけるツボ処方は、「オーダーメイドの漢方薬を、鍼と灸で再現する作業」と言えます。
一言でいうと、「原因を根本から治すチームを作る」のが中医鍼灸で、「ツラい場所に直接アプローチする」のが一般的な鍼灸です。
3.頭痛の例で見るアプローチと治療結果の違い
「頭痛」の患者さんが来たときのツボの選び方を比べると、アプローチの違いがよく分かります。
一般鍼灸(現代医学的・対症療法)アプローチ: 首や肩の筋肉が凝って血流が悪くなっているから、「頭や首まわりのツボ」に打つ。
イメージ: 火事(痛み)が起きている場所に、直接水をかける。
中医鍼灸(東洋医学的・根本治療)のアプローチ:「なぜ肩や腰が凝ったり張ったりするのか」という体質を把握し、局所だけではなく全身のツボを組み合わせて行う。
イメージ:火事が起きた「原因(火の不始末や漏電)」を突き止めて、根本から修理する。
と言う特徴の違いが有ります。
その為治療結果も自ずと違ってきます。
4.慢性症状で悩まれ居られる方へ
一度違うアプローチの中医鍼灸を試されて見るのは如何でしょうか?
この記事を書いた人
楊 志成(よう しせい)
楊中医鍼灸院 院長 / 鍼灸師
東京・吉祥寺にて1989年「楊中医鍼灸院」を開院。東洋医学(中医学)の考え方をベースに、一人ひとりの体質や不調の根本原因を丁寧に見立て、オーダーメイドの鍼灸施術を行っている。現在までに35万人以上の患者様を診ている。慢性的な症状・自律神経の乱れなど、「どこに行っても良くならなかった」と悩む患者さんに寄り添い、体質改善へと導く根本治療に注力している。
- 2026/07/09
- 当院の「未病治療」とは? 病院との違いは?
普通の病院は「病気になってから」行くところですが、当院の未病治療は「病気になる前」に食い止める予防専門ケアです。疲労を貯めさせない体の元気チャージや体質改善を目的としてます。
「検査では異常がないのに、ずっと体がだるい」「よく眠れない」「頭痛やめまいがする」といった、西洋医学では病名がつかない不調(未病)の段階で、中医学(漢方・鍼灸)や最新の予防医学、生活習慣のアドバイスを組み合わせ、健康な状態へと引き戻します。
未病治療の3つの特徴
「病気の一歩手前」を見逃さない
「なんとなく調子が悪い」という、体が発しているSOSのサインをいち早くキャッチします。
あなただけのオーダーメイドケア
体質やライフスタイルに合わせ、食事、お茶、運動、睡眠などの具体的な改善策をご提案します。
根本的な原因にアプローチ
一時しのぎの抑え込むケアの気休めではなく、不調が起きている「根っこ」の原因を整えます。
たとえば、このようなイメージです。
車の整備なら: 完全に壊れて動かなくなる前に、「最近なんか異音がするな?」という段階でメンテナンスする整備士。
火事なら: 火が燃え広がってから消火するのではなく、煙が出そうなボヤの段階で火種を消すプロ。
自分の体は、自分自身で守る時代です
病気になってからでは、治すのに時間もエネルギーもかかります。特に近年の激しい気候の変化による、体の不調、自律神経の乱れ、めまい、頭痛、だるさ、やる気が出ないといった不調でお悩みの方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
元気が有ってこそ、毎日の生活が充実し楽しいのであります。
- 2026/07/02
- 【低気圧と湿気】天気が悪いと体が重だるい原因とお家で出来る3つのセルフケア
雨の日や曇りの日、なんだか体が重くてやる気が出ない…というのは、気のせいでも怠けでもなく、体と脳のメカニズム、そして中医学的(東洋医学的)な視点から見てもごく自然な反応です。
大きく分けると、理由は「自律神経」「脳内物質」「水分代謝」の3つにあります。
1. 自律神経の乱れ(低気圧の影響)
天気が悪い日は気圧が下がります。私たちの体は気圧が下がると、内耳(耳の奥)にあるセンサーがそれを感知し、自律神経の「副交感神経(体を休ませる神経)」を優位にします。
• 本来なら、日中は「交感神経(アクティブに動く神経)」が働いてやる気が出るはずなのですが、強制的にリラックスモード(お休みモード)に切り替わってしまうため、体がだるく、やる気が出なくなります。
2. 「幸せホルモン」セロトニンの減少
どんよりした天気で日光を浴びられないと、脳内で作られる「セロトニン」という神経伝達物質の分泌が減ってしまいます。
• セロトニンは気持ちをポジティブに保ち、活動性を高める役割を持っています。これが不足すると、気分がスッキリしなかったり、なんとなく落ち込んだり、やる気が起きなくなったりします。また、睡眠を促すメラトニンというホルモンのバランスも崩れるため、日中に強い眠気を感じることもあります。
3. 中医学(東洋医学)から見る「湿邪(しつじゃ)」の影響
雨の日やジメジメする日は、湿気が体に悪影響を及ぼす「湿邪(しつじゃ)余計な不必要な水湿を指す」に変化しやすい状態です。
• 中医学(東洋医学)では、体内の水分代謝をつかさどる「脾(ひ)」が湿気に弱いとされています。外の湿気が高くなると、体の中の余分な水分(水湿)がうまく排出できず、体に溜まりやすくなります。
• その結果、「体が重だるい」「頭が重い」「胃腸の調子がスッキリしない」といった症状を引き起こし、これが肉体的な「やる気のなさ」へと直結します。
少しでもラクに過ごすためのコツ
朝一番に部屋の照明を明るくする: 目から強い光を入れることで、脳に「朝が来た」と錯覚させ、セロトニンの分泌を促します。
軽いストレッチで血流を促す: 低気圧で滞りがちな血流を、関節を動かすことでスムーズにします。
温かい水分を摂る: 体を内側から温め、余分な水分を動かして「脾」の働きをサポートします。
天気が悪い日は、「今日は体が休息を求めている日なんだな」と割り切って、無理せず 60点くらいのエネルギーで過ごすのが一番の対策かもしれません。
- 2026/06/27
- 梅雨時期の高い湿気が及ぼす体への悪影響とは!?
湿気が高くなる梅雨や夏場に関して、中医学においては「湿邪(しつじゃ)湿気」が体に悪影響を及ぼしやすい時期とされています。
湿気は重く滞りやすい性質があるため、特に水分代謝の働きと関係のある消化器系の中医学的解釈「脾(ひ)」を傷めやすいのが特徴です。
湿気の高い時期に現れやすい主な症状や病態を、東洋医学(中医学)と西洋医学の両面から整理しました。
1. 東洋医学的なアプローチ:湿邪(湿気)による病態
東洋医学では、過剰な湿気が体内に侵入すると、気の巡りや水の巡りが阻害され、以下のような「脾」の機能低下(脾虚)や水の上昇・停滞による症状が引き起こされます。
・脾胃(ひい)の障害(消化不良・食欲不振)
「脾は湿を嫌う」と言われ、湿気によって消化吸収機能が低下します。胃もたれ、食欲不振、お腹の張り、下痢や軟便、下肢の浮腫が起こりやすくなります。
・水湿の停滞(むくみ・身体の重だるさ)
体内の余分な水分が排泄されず滞ることで、下半身や顔のむくみ、頭が重い(頭重感)めまい、身体全体がだるく動かしにくいといった症状が出ます。
・関節痛・神経痛(湿痺:しつひ)
湿気が関節や経絡(けいらく)に滞ると、気血の巡りが悪くなり、関節の痛みや重だるさ、神経痛が悪化しやすくなります。雨の日に古傷が痛むのもこのためです。
2. 西洋医学的なアプローチ:環境変化による病態
西洋医学的にも、高湿度とそれに伴う気圧の変化(低気圧)は、自律神経や免疫系に大きな負荷をかけます。
・天気痛・気象病(頭痛・めまい)
低気圧と高湿度が重なると、内耳のセンサーが過剰に反応し、自律神経(交奮・副交感神経)のバランスが崩れます。これにより、偏頭痛、めまい、だるさなどが誘発されます。
・皮膚疾患(湿疹・水虫・あせも)
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、皮膚のバリア機能が低下します。また、カビ(真菌)や細菌が繁殖しやすい環境になるため、湿疹、アトピーの悪化、足白癬(水虫)などが発症・増悪しやすくなります。
・呼吸器疾患(喘息の悪化)
湿度の高さは室内のダニやカビの繁殖を促します。これらがアレルゲンとなり、気管支喘息やアレルギー性鼻炎の発作を引き起こす原因になります。
・湿邪対策のポイント
東洋医学(中医学)において、この時期は「健脾利湿(けんぴりしつ:脾を元気にし、余分な水分を出す)」が治療や養生の基本となります。
湿気が体に負担かける事ご理解頂けましたでしょうか。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~ 11:30 |
〇 13:00まで | 休 | 〇 | 〇 | 〇 | 休 | 〇11:40まで |
| 14:00~ 16:00 |
休 診 |
診 | 〇 | 〇 | 〇 | 診 | 〇16:40まで |
※ 火曜日・水曜日・木曜日が祝祭日の場合は午前診療となります。
※ 当院は予約制です。
〒180-0002
東京都武蔵野市吉祥寺東町1丁目17-10