楊先生のちょっとためになる話  

2004/04/第十一回:逆子治療と母乳の出の良くなる方法



 皆さんこんにちは。院長の楊 志成です。
 やっと待ち望んでいた春がやって来て、毎日とても気持ちがいいですね。冬の間に縮こまってしまった体をリラックスさせてあげるためにも、なるべく外に出て、体の中に春の空気をたくさん吸い込みましょう。
  さて、
今回の「ためになる話」では、「逆子治療」と、「母乳の出の良くなる方法」について、お話ししたいと思います。逆子で悩んでいらっしゃる方、母乳が出なくて悩んでらっしゃる方は、家庭でできるツボ療法を載せていますので、お試しになって頂けたらと思います。


 今回は、逆子で悩んでいらっしゃる方の為に、 「お家で出来る逆子矯正ツボ刺激療法」をお教えしたいと思います。もちろん、当院で鍼灸刺激を受けるよりは刺激は弱くなりますが、補助的なものとして役立てて頂きたいなと思います。地道に続けられることできっと効果 が現れますので、お悩みの方はどうぞお試し下さい。


 

 
1. まず、ツボ刺激を行なう前に、トイレへ行ってお小水を排泄しておいて下さい。腹帯を締めている方は緩め、ガードルをはいている方は、はずして下さい。
 
2. 仰向けになり、膝を少々立てるか、膝裏に枕、或いは座布団を二枚折にしたのを敷いて下さい。そうすることで、腹部の筋肉が弛緩され、ツボ刺激を与えた時に胎児が動きやすくなります。
 
  ツボ刺激を行なう際に、家族の方に手伝ってもらえる場合は、足の第五趾(小指のことです)の「至陰」というツボ(小指の外側、爪の根本から1分の所)を、ツンという感じがあるまで5〜10分、強く押してもらって下さい。または、家庭灸を熱いと感じるまで据えてみて下さい。
 刺激を受けると、胎児に信号が伝わり、腹部を蹴る動きや、胎動が起こり始めます。動きが激しければ、胎位 矯正がスムーズに行っていると言うことです。胎児が戻るまで毎日2回位 、朝・晩と行なうのが良いでしょう。
 「至陰」へ刺激を与えても反応が鈍い場合は、「三陰交」というツボ(足の内くるぶしの上端から、手の指の横幅4本分上の位 置)に刺激を与えて下さい。お灸でも結構です。指で少し押したときにツンとする感覚が無いと、刺激が伝わらないかもしれません。ただ、個人個人の感受性は多少違いますので、感覚が弱くても感受性が高いと反応する方もいます。

 


1. 上と同じです。
 
2. 一人ですと、仰向けの状態になった時、至陰と三陰交のツボに刺激は与えられませんので、手のひらにある「合谷」というツボ(親指の骨と人差し指の骨が交わる部分の手前)を押してあげて下さい。
 このツボは補気(ほき)と行気(ぎょうき)と言って、エネルギーを回す作用が強くなり、胎児の胎動を促してくれます。胎位 が戻るまで、これらのツボ刺激を、毎日、朝・晩と2回、5〜10分位 行って下さい。お灸なら、2〜3荘据えて下さい。

※前章に述べた「至陰」「三陰交」にどうしても刺激を与えたい場合は、座位 で行なうと良いでしょう。ただ、仰向けになっている状態より、腹部の筋肉が弛緩しずらいので、胎動は小幅になると思います。
 
  ツボに刺激を与えますと、胎動が大なり小なりあります。大きく動いたと思っても焦る必要はございません。胎児が良い位 置へ戻ろうと努力している状態なのです。
  このポイント療法が、逆子に悩んでいるお母様方の手助けになれば良いと思っております。また、 つぼ刺激のやり方が良くわからない方、質問したいことがあるという方は、お気軽に当院へお電話下さい。

 


 

  お産後の養生に、鍼灸はとても良いのですが、受診したくてもかかれない方、また、どの鍼灸院へ行ったらよいのか分からないという方もいらっしゃることでしょう。ここでは、家で気軽に行なえる「ツボのポイント」をお教えします。
 
  「関元」、「血海」、「足三里」、「三陰交」、「太衝」というツボを押すと、お産時に消耗した血液量 の回復 や、体力の回復につながります。



関元足三里・・・消耗した活力、体力、気のエネルギーを補ってくれます。
血海三陰交太衝・・・血液の補充をしてくれます。
※ツボ押しだけより、お灸をすえた方がより効果 的です。

 



  母乳の出が良くない方には、胸と胸の間の「だん中」というツボを上下にさすったり、手の小指の爪の付け根の外側にある「少沢」というツボを押して頂くと、母乳の出が良くなります。
それから、肩甲骨の真ん中にある「天宗」というツボも有効です。「天宗」は、直接胸の回りにないツボですが、母乳を促す作用の強いツボです。これは、局所ではない遠いところから刺激を与えて働きを高めるツボ療法で、遠隔治療取穴と言います。

 

 


 


 


 母乳の出に良い食べ物は、「鯉こく」「お餅」です。また、母乳と言うのは母親の血液から作られますので、血液になる栄養素の物、例えば、「レバニラ」などを摂ると良いでしょう。鉄分も不足しがりになりますので、「プルーン」「干しぶどう」「ピーナッツ類」なども摂るようにしましょう。 体力回復には「山芋」「里芋」が効果 的です。
 また、 漢方の服用もお勧めです。専門薬局に相談して、体力補強と母乳の出が良くなる漢方を処方してもらいますと、産後の体力も回復し、母乳も生産されやすくなります。
 
 




 ここまでお話しいたしました事が、お母様方の何らかのお役に立てられればと思います。少しでも興味のある方は、是非お試し下さい。

 当院では、女性スタッフの先生もおります。デリケートな内容のご相談になりますので「男の先生に相談するのが不安だな」と思われる方は、 女性の先生に相談、治療を行なってもらう事も可能です。ご来院、お問い合わせの際にお気軽にご相談下さい。





今回のためになる話、いかがでしたか?
内容についてのご質問や、ご相談などいつでもうけつけております。
メール又は、お電話にてお気軽にお問い合わせ下さい。

院長 楊 志成

  

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