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「便秘」とは、排便が数日以上なく、排便感覚が、不規則になっているものをいいます。便秘には、疾病によるものや、先天的な体質によるもの、常習性のものなど、
様々なタイプがございます。 しかし多くは、腸の運動の異常による常習性便秘が大部分を占めています。
便秘状態が長く続くと、肥満、肌荒れ、シミの原因となり、また疲れやすくなったり、
倦怠感や疲労感が残るようになります。 婦人の生理や、胃腸、肝臓などにも影響を及ぼすことがありますので、
注意しなければなりません。
中国では、古来から食物の滞りを重大な病因として考えており、
体内に停滞した便は、食毒となり、各種の病気を起こすと言われます。また病気の回復も妨げ
ますので、なるべく早く治すよう心がけた方が良いでしょう。 たかが便秘、されど便秘というものですから、一般
的な症状だからといって簡単に考えない方がよいでしょう。
吉祥寺東町在住、A・Sさん (女性) 59才のお話です。
下剤を飲むと便通はあるが、お腹が痛くなったり、少量ずつ何回も出て困っていらっしゃたそうで、
ご友人の紹介で受診されました。 Aさんは、ここ2年ほど便秘で苦しんでいて、いろいろな市販の下剤を服用していたそうです。しかし、
なかなか便秘が改善されず、下剤を服用すれば排便には至るのですが、腹痛が起きたり、また何度もトイレへ行きたくなったり、或いは急に便意をもよおし、外出時に困ってしまうことがしばしあったそうです。
そのため、なんとかしてこの便秘症を改善したいと、当院に治療を受けに来られました。
Aさんは、顔色が青白く、手足が冷えて、肌も乾燥ぎみ、便は常にコロコロして硬いということでした。また、
食欲もあまりなく、疲れやすいということでした。このような、 体が冷えやすい方や、胃腸が弱く食欲がない方が下剤を服用すると、腹痛を起こしたり、何回も便意をもようしたり、排便の量
が少なくすっきりしないという症状が起こりやすいのです。また、このような方は、下剤を使う事により、かえって胃腸を冷やしてしまい、結果
として便通を整える 機能が弱くなる事が多いです。こうして、便秘を改善するはずが、却って悪循環を繰り返す事になってしまっていたというわけです。
そこで Aさんには、胃腸の機能を整え食欲がでて、食べたものが吸収されやすくなるよう、体の活力エネルギーが活発になる治療をいたしました。また体の冷えも改善されるように体調を整え、便秘の症状を少しずつ改善して行きました。
これらの目的に沿った治療を10回くらい週2回のペースで行なっていくうちに、段々と腹痛もなくなり、体の冷えも取れていきました。その結果
、便も硬くならず、スムーズに排便が出来る様になり、下剤を服用しなくても済むようになりました。
大切なのは「便秘を起こすのはどうしてなんだろう」と原因を追求して、改善することなのですね。便秘だからと短絡的に下剤を飲んでお腹を下せば良いわけではないのです。また、治療も集中的に進めて行くことが結果
として早く治って行くことに繋がります。治療期間をあまり長く置かない事も症状の改善には必要です。
便秘の治療だけではありませんが、 鍼治療は刺激療法ですので毎回毎回の鍼刺激を体に蓄えて行くことが大事です。10回の治療を1ヶ月そこそこで受けてしまえば、それだけ結果
が早く出ますが、10回の治療をダラダラと長期間で受けても、結果は出づらくなります。ですから私としては、どんな病、症状でも、治療を無駄
にしないためにも、なるべく間隔を空け過ぎずに、治療を受けてほしいと思っています。
今回のAさんの場合は、冷えを原因とした便秘症状でしたが、人によってその原因は様々考えられます。つらい便秘症状でお悩みの方はこのHPの「問診表」に記入のうえ、詳しい症状を書いてご相談下さい。なぜ自分に便秘症状が出ているのか、から一緒に考えていくことで、辛い症状を少しでも軽減していけることと思います。
当院では、女性スタッフの先生もおります。デリケートな内容のご相談になりますので「男の先生に相談するのが不安だな」と思われる方は、
女性の先生に相談、治療を行なってもらう事も可能です。ご来院、お問い合わせの際にお気軽にご相談下さい。
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