またその他にも、必要な事柄がございます。
それは、施術する側(つまり鍼灸院など医療施設側)の技量
について知ることです。
効果的な「美容鍼」を行うには、
T刺鍼の技術力・得気(鍼を皮膚上に有るツボに刺入し際現れるツンとした重い・だるいと言った体の反応)を得る技術力U
Tまた如何にスピーディで適確に経穴(ツボ)に鍼を打っていき鍼の刺入感を感じさせない技術力U
そのために臨床経験が豊富である事、
また経穴(ツボ)の組み合わせ、ツボの処方・組み合わせる理由や経穴のツボの作用効果
を高める組み合わせを出せる技術力(論理なく鍼を沢山打つことでは体質改善やバランス調整には繋がり難いです)
ツボに関する知識力、作用・主治効能を奥深く理解できている理解力、
などの事柄が必要となります。

皆様には、是非それらを見極める力を持って頂きたいと思っております。
治療という行為を行うという事は、理論と再現性が必要です。
「 経穴(ツボ)があるから鍼を打ちました」では再現性がともないません。
選穴(ツボを選ぶ)理由がなければ理論に欠けてしまうのです。
皆さまに安心して、治療を受けていただくためにも、ご自身を守るためにも、施術者を見極める目を養ってくださいませ。
因みに、一つの経穴(ツボ)には、経絡(気血の活力エネルギーの流れ道)や、作用・主治効能と言う物がございます。
例として、婦人科系疾患・皮膚治療や血流の流れに影響を与える、一般
的に臨床上良く使用される「三陰交」と言うツボを挙げてみましょう。
―このツボに関して、解説をさせて頂きます。
三陰交は、中医学(東洋医学)に於いて、肝・脾・腎・の三臓の各々の経絡と交叉しており、
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「肝」は蔵血作用に働き、女性の生理やホルモンの分泌と係わりを持っております。 |
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「脾」は統血作用・血を漏らさない血管から不用意に出血させない働きです。不正出血は脾の働きと係わりが深いです。また、食べた物を、気血と言うエネルギーにし生産に係わっております。 |
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「腎」は生まれ持ったエネルギーの貯蔵に係わっております。 |
要するに三陰交は三つの臓の働きを強化し、また血のエネルギーの調整作用に働き掛けます。
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理血 : |
血の調整。 |
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活血化お: |
血流を促進し、滞っている血流分散し流す作用。 |
―作用として
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益陰固陽: |
血を増し、気の活動力も増させ体を温める力を出させる。 |
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滋陰養血: |
血を増し、体に潤いを与える。 |
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主治効能: |
婦人科疾患・不眠・肝臓・脾臓。
腎臓の疾患治療、皮膚病、浮腫、冷え性、不妊症などがあります。 |
三陰交に関して、一部の作用と主治効能に関して解説させて頂きました。
実際には、まだまだ色々な主治効能があります。

そして、臨床では治療を受ける方の体質・疾患・症状の程度段階により、その他の経穴(ツボ)と組み合わせることで治療効果
を高められます。
また、同じ病名でも、体質や症状の程度段階が違えば使用するツボが違ってきますし、組み合わせるツボも違ってきます。
オーダーメイドの治療だからこそ、個々の体質に合った処方配穴(ツボの組み合わせ)が必要になるのです。
ですから、患部や局所に細く沢山の鍼を打つのが大切なことではなく、体質・症状起因・症状の程度段階を判別
し治療方針を出せる事が大切であり、そうしたことが治療効果
をより高めるのです。
この点を、皆様によく理解して頂ければ幸いかと存じます。